Windows7でWindows Updateの設定を変更する

Windows Updateは、Windowsのセキュリティを保つために必要ですが、勝手に行われると困る場合もあります。最近はWindows10へのアップグレード関連もWindows Updateに紛れ込んでいるようなので、Windows10へのアップグレードを先送りにする場合などは、Windows Updateの設定を変更しましょう。

もくじ

  • Windows Updateの設定変更
  • 特定の更新プログラムを非表示にする
  • Windows10へのアップグレードを先送りする場合の対応

Windows Updateの設定変更

まずは(管理者権限を持ったユーザーで)コントロールパネルにアクセスして下さい。スタートメニューからアクセスしてもいいですし、かっこよさを求めるならWin+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「control」と打ち込んで実行してもいいです。おこのみで。

↑WindowsキーとRキーの同時押しで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「control」と打ち込んだ図


「システムとセキュリティ」


「Windows Update」


「設定の変更」


ここで設定変更を行います。重要な更新プログラムの設定は、「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」あたりがベストだと思います。これなら更新を確認しつつ、アップデートの内容やタイミングは、こちらの意志でコントロールできます。「更新プログラムを確認しない」を選択する手もありますが、その場合は、自分できちんとアップデートを管理することになります。後は、「推奨される更新プログラムについても重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外しましょう。後は自分ごのみに設定してOKです。設定が終わったら、「OK」ボタンを押して、設定内容を反映しましょう(ここでUACが反応することがあります)。

とりあえずこの設定を施しておけば、不用意にアップデートを実行したりしない限りは、Windows10へのアップグレードは先送りできます。

特定の更新プログラムを非表示にする

Windows10関連のパッチを非表示にすることで、不用意に実行してしまうことを防げます。一応更新プログラムを非表示にする方法も解説します。


更新プログラム選択画面に進んで下さい。


非表示にしたい(実行したくない)更新プログラムを右クリックし、「更新プログラムの非表示」を選択して下さい(UACが反応することがあります)。これで更新プログラムを非表示にできます。ちなみに、今回非表示にした「KB2952664」も、Windows10アップグレードに絡んでいるらしいです。


更新プログラムを再表示したいときは、「非表示の更新プログラムの再表示」を選択します。


再表示したい更新プログラムを選択し、「再表示」ボタンを押します(UACが反応する場合があります)。

Windows10へのアップグレードを先送りする場合の対応

現在Windows7を利用していて、特に不都合がなければ、当面はWindows10へのアップグレードは先送りしても構わないと思います。Windows7のサポートは、2020年1月14日(日本時間)までとなっているので、新環境へ移行するまでの時間的猶予はまだ存在します。まあWindowsXPの時も、新環境への移行では結構な騒ぎになったので、このまま行くとWindows7が第二のWindowsXPとなり、再び新環境への移行で騒ぎになる可能性はありますが。


上図は、StatCounterによるOSシェアの調査結果です。

  • Windows7がトップで4割以上を占めています。やはり真のWindowsXPの後継者は、Windows7だったようです。
  • Windows10が2番手で12%のシェアをゲット。最近のMicrosoftさんは強引すぎる手段でWindows10への移行を推し進めている気がしますが、曲がりなりにも2番手です。
  • Windows8.1も3番手で1割ほど。ここまでのWindowsたちで全体のシェアの3分の2弱を占めています。
  • Mac OS Xは4番手で8%ほど。私はWindowsを使用しているのでよく分かりませんが、Mac好きはMac好きできちんと一大勢力を築いているようです。
  • そして5番手にはWindowsXPが登場。シェアは7%ほど。サポート終了からそろそろ2年が経とうとしているというのに、残党たちは今だ健在の模様。

…今なおWindowsXPがランキングに単独で出てこられるくらいの勢力を保っているのは命知らずというべきかなんというか。ともあれ、Windows7だけでシェアの4割を握っています。Microsoftが強引な手を使ってでもWindows10にユーザーを誘導しようとしているのも、XPサポート終了時に環境の移行で大騒ぎになった反省があるのかもしれません。サポートが切れる前に、新しいOSに移動してもらって、環境移行で騒ぎにならないようにしたいのでしょう。まあ強引な移行促進策で色々とアレなことになっているのですが。

ともあれ、アップグレードを先送りにする場合は、Windows Updateの設定を変更してアップデートの内容とタイミングを自分で制御できるようにした上で、アップデートが配信されるごとに、Windows10アップグレード関連のパッチを適用しないように、細心の注意を払ってアップデートを実行することになるでしょう。Windows10アップグレード関連のパッチのKB番号は、ググればそれなりに出てきますので、それらのアップデートを実行しないように、セキュリティアップデートを行います。そして、いずれはWindows7のサポートも終了することになるので、それまでには新環境へ移行できるように、きちんと準備を進めましょう。

参考リンク

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