日本社会は「やり直しが効く」方向に向かわなければならない

就活のゴダゴダや年長フリーターなどの問題を見ると思います。日本社会は失敗してもやり直せるシステムに作り変えなければならないと。

脱線を許さないことの弊害

  • 日本の社会システムは、とにかく「脱線を許さない」仕様になっている。学校も会社も。
  • 脱線を許さない状態だから、1回しかないチャンス(新卒での就職)を確実にモノにしないといけないことになる。これが学生に多大なる負荷をかけるし、再就職もしにくいから子育て後の再就職も難しい。少子化の原因の一つとも言える。
  • 脱線を許さない現在のシステムは近いうちに必ず行き詰まる。柔軟でやり直せる社会システムにしないといけない。

失敗が許されないが故の悲劇

日本の脱線を許さない、やり直しができない社会システムの最たるものが「就活」だと思います。新卒の一括採用システムが導入されて以来、学生は「新卒」の肩書があるうちに就職先を決める必要に迫られ、卒業時の景気にこれでもかというほど振り回される現在の就活の構造になってしまいました。その結果、景気が悪い時に就活の時期を迎えてしまい、フリーターのままの生活を余儀なくされる人が発生しました。そしてその人達はそのまま高齢化していきます。これもまた日本社会の構造が新卒一括採用一辺倒で中途採用(再就職)が非常に狭き門な現状が生み出した悲劇です。

また、再就職が非常に難しい構造が、別の悲劇を生み出しているということも認めなければなりません。会社で働く女性が妊娠すれば、そのまま退職を余儀なくされる場合もあります。そうなってしまうと、再就職が非常に難しい状態なので、子育てが一段落してから再就職…という流れが非常に難しくなります。その結果、妊娠出産、その後の子育てに経済的不安を抱えたまま臨まねばならない状況に陥り、結果として少子化を加速させる…そういう一面もあるのです。

やり直せる社会への変革が望まれる

やり直せない社会構造により、日本は現在も少子化がますます進行し、ブラック企業が今なおしぶとく生き延び(就活に失敗が許されないからブラックにも人が来る→ブラック企業が生きながらえる)、現在のあんまりな状況が生み出されてしまっています。いまこそ社会をやり直せるようなシステムに作り変える時です。やり直せるシステムになれば、再就職も現在より容易になるので転職もしやすくなり、結果としてブラック企業は淘汰されます(全企業に労働基準法が徹底される必要はありますが)。子育て後の再就職もしやすくなるので、子育ての経済的不安も軽減され、少子化にも歯止めがかかるでしょう。

日本がやり直せない社会構造のもとで発展してきた事実を否定はしませんが、時代が変われば求められる社会構造もまた変化します。やり直しが効かないシステムはもはや時代遅れ、過去のものです。現代社会に求められるのは、やり直しが効き、脱線してもまた社会に復帰できるシステムなのです。

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