新しい組織に入ることを不安に感じる理由としては、「入るまで組織のローカルルールがわからない」という点があるかもしれない

新しい土地に引っ越す時、あるいは新しい学校に入学する時などに、全く不安を感じなかったという人はおそらくいないと思います。新しい環境、新しい組織に飛び込む時に不安を感じる理由として、「入るまで組織のローカルルールがわからない」という点があるのかもしれません。

もくじ

  • ローカルルールは表に出ないことが多々ある。故に確かな情報が得られない状態で判断を強いられる。これでは不安を感じて当たり前。
  • 文書化されていない・未公開のローカルルールがある限り、新たな組織への不安を拭い去ることは出来ない。ローカルルールと言えども、外部から人を迎え入れるならば文書化して外部に公開せねばならない。

ローカルルールは表に出ないことが多々ある。故に確かな情報が得られない状態で判断を強いられる。これでは不安を感じて当たり前。

例えば学校(特に小中高校)や地域社会には、様々なローカルルールがあります。そして、そのローカルルールは文書化されなかったり、文書化はされていても外部には公開されていなかったりします。法律はきちんと文書化され、外部に公開されていますが、ローカルルールはそのようになっていないことがあるのです。しかし、ひとたび組織に入れば、非公開ローカルルールに従うことになります。

ある組織に所属するか否かを選ぶ時、「組織のローカルルール」は極めて重要な要素です。例えば会社を選ぶときも、副業をしたいのであれば就業規則などで副業が認められているところに入る必要があります(本来ならば勤務時間外に何をしようが完全に社員の自由であるべきなのですが…)。住むところを選ぶにしても、その地域のローカルルールを把握した上で判断しなければ痛い目にあう恐れがあるでしょう。

しかし現実には、学校の校則も、会社の就業規則も、地域社会の慣習も、文書化されている場合はあっても、それがWEBサイト等で外部に向けて公開されてはいない場合が多々あります。ローカルルールに関する確かな情報が無い中で、その組織に入るか否かを決断せねばならないのです。自分自身がローカルルールに馴染めるかどうかも分からないまま新しい組織に飛び込むのですから、不安を抱くのも当たり前です。

文書化されていない・未公開のローカルルールがある限り、新たな組織への不安を拭い去ることは出来ない。ローカルルールと言えども、外部から人を迎え入れるならば文書化して外部に公開せねばならない。

ローカルルールは、例えば高校のアルバイト禁止規定・免許取得禁止規定のように、しばしば法律とは無関係に制定されます。法律では規定されていない部分を個々の組織の実情に合わせて規定するのがローカルルールなので法律とは無関係なのも当然といえば当然ですが、それでもローカルルールはきちんと文書化され、外部に公開するべきものであると考えます。

特に外部から人を迎え入れる場合(学校や会社など)は、全てのローカルルールの文書化及び外部への公開は必須であると考えます。ローカルルールを余すことなく外部に公開することにより、「うちはこういう組織です」というメッセージを外部に発信でき、また(えげつない話ですが)ローカルルールに馴染めない人間を事前に弾き飛ばす効果もあります。ルールに馴染めない人に対処する手間が多少なりとも省けるのですから、組織としても悪い話ではないでしょう。

そして、ローカルルールを公開せず、真実を告げずにイメージだけで組織に志願者を集め、志願者が組織に入ってからローカルルールの全容を明かし、それに従うことを強制するという手法は、ある種の詐欺であるとも言えます。従って欲しいローカルルールがあるのならば、組織への志願者を募集する段階でそれを公開しなければ、志願者を不利な立場に追い込んでしまいます。これではあまりにも不公平で理不尽です。

新しい組織に飛び込もうとする人が安心して一歩を踏み出せるようにするためにも、個人と組織のミスマッチを予防するためにも、組織が個人を騙して虐げるような悲劇を防ぐためにも、(特に外部から人を迎え入れることが想定される)組織はすべてのローカルルールをきちんと文書化し、外部に公開するべきであると考えます。新参者を迎え入れることが出来なければ、組織からはいずれ人がいなくなります。新参者が安心して入れるようにするためには、ローカルルール大全を公開する必要があるのです。

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