「みんな仲良し」の幻想がいじめを生み出す原因かもしれない

投稿日:2016年03月30日
最終更新日:

「人はみんな仲良くしなければならない」という固定観念がいじめを生み出す原因の一つなのではないかと考えます。他人とは適切な距離をとって付き合っていったほうが楽です。

そりの合わない人と無理やり仲良くして人間関係で疲れるよりは、無関心を貫いて人間関係の軋轢を回避してもいいと思う。

  • 「みんな仲良く」は達成不可能な幻想。本当に「みんな仲良く」できるならいじめは発生しないはずだし、「こいつなんか気に食わねーな」っていうのもないはず。だが実際にはいじめは発生しているし、付き合いたくないやつだっている。人間だから当たり前だ。
  • 無理やり「みんな仲良く」の幻想を達成しようとしていじめ(という名の犯罪)が発生してしまっては本末転倒。そりの合わない人と無理やり仲良くしようとする努力は放棄して、無関心を貫いたほうが良い。相手に危害を加えず、自分が危害を加えられることもなく。人間関係を冷温停止してしまえばいい。「君子の交わりは淡きこと水の如し」。人間関係に疲れないから淡白な関係でいいじゃないか。合わない人とは適切な距離を取る。それが自衛というもの。

「みんな仲良く」の幻想がいじめ(という名の犯罪)に繋がる

「みんな仲良く」は達成不可能な幻想です。十人十色の言葉通り、世界には色々な考え方の人がいます。あらゆる全てが完全に同じ人はこの世界に一人もいません。クローン技術が人間に適用されればまた別ですが、少なくとも2016年現在はひとりひとりの人間がオリジナルです。そんな多種多様な人が生活する中で「みんな仲良く」の幻想を唱えたところで、そんなものは絶対に達成できません。例えば日本の中学校を思い浮かべてみてください。多くの場合は同じ地域に住んでいて同じ年に生まれたというだけで集められた30~40人位の人間が一つのクラスにいます。これだけの人数が集まれば、中には気に食わない人間だっています。運が悪ければいわゆる「いじめっ子」と同じクラスになることだってあります。そんな中で「みんな仲良く」の幻想を実現しようとしてもそれは無理な相談です。

私としては「仲良し」の定義がよく分かりませんが、気に食わない奴と無理やり仲良くしようとしたって、仲良くなるどころか人間関係をこじらせてしまう場合があります。密接なかかわり合いというものは難しいのです。ヘタすれば「こいつ気に食わないからいじめてしまえ」ということになる場合もあります。気に食わないからいじめる。気に食わないからとりあえず排除。…いじめ(という名の犯罪)発生でバッドエンドです。

人間関係をこじらせずに維持するためには、「適切な距離」を取ることが必要不可欠です。気に食わない奴とは可能な限り最大限の距離を取り、極力事務的なやり取りだけで済ませることで、衝突を回避することが可能になるのです。仲良しの幻想を放棄し、距離をとって無関心を貫いたほうがお互いの幸せのためにはベストな時だってあるのです。「みんな仲良し」の考え方で行くとどうしても「深い」人間関係になってしまい、それがお互いを苦しめていじめ(という名の犯罪)を引き起こす原因になることがあります。いじめ(という名の犯罪)は被害者の精神を容赦なく叩きのめし、深すぎる心の傷を残してしまいます。いじめ(という名の犯罪)が起きた後の対処が重要なのは言うまでもありませんが、やはりいじめ(という名の犯罪)がないに越したことはありません。

「他人とは適切な距離を取る」。「君子の交わりは淡きこと水の如し」。相手に危害を加えず、自らに危害が加えられないように身を守ることが人間関係においても重要だと考える。「みんな仲良く」の幻想は不要。

そんなわけで、「みんな仲良く」の幻想を追求する必要は全く無いと考えます。しかしながら、社会生活を営む上では他人との関わりあいを完全になくすこともできません。どうしても何らかの形で他人とか変わっていく必要が生じます。そこで必要なのが、「他人とは適切な距離を取る」ことだと考えます。仲良くできそうな人とはそれなりに深い関係を持つけど、気に食わない奴とは事務的な必要最低限のやり取りで済ませる。そんな感じでいいです。他人と適切な距離を取ることは、衝突を回避して自らの身を守るためにも、そしてお互いの幸せのためにも大事なことです。

世界にはいい人も悪い人もいるのです。そして、悪い人と遭遇した時に自らの身を守る技術はどうしても必要になります。人間関係においても、「気に食わない人とは距離をとって最低限のやり取りで済ませる」というスキルは自衛のために必要です。淡白な関係もそれはそれで良いんです。実害が発生していない限り気にすることはありません。他人と距離を取るのも悪いことではないです。なんだかんだ言って一番可愛いのは我が身なのですから。

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