ゼロ成長では、国民が分け合うパイが大きくならない。経済成長がなければ次世代へ投資するカネも社会保障に使うカネも出てきやしない。経済成長は必要だ。

バブル経済崩壊以後、日本は経済がほとんど成長しない時代に突入してしまいました。朝日新聞は「低成長の何が悪い」とでも言いたげな社説をブチ上げましたが、私は「経済成長は絶対に必要である」と信じています。

もくじ

  • 日本で「所得の再分配」がうまく言っていないのは事実。だが、経済というパイを大きくしなければ、そもそも再分配する余裕ができない。
  • 次世代への投資を行うためにも、社会保障を再構築するためにも、財源が必要。そしてそれを用意するためには経済成長が必要不可欠。低成長のままでは問題がある。

日本で「所得の再分配」がうまく機能していないのは事実。だが、経済というパイを大きくしなければ、そもそも再分配する余裕ができない。

確かに現在の日本では貧富の差が拡大しています。ワーキングプア問題も解決されていませんし、奨学金という名の有利子ローンは多くの学生の首を絞め、ブラック企業の延命に寄与している一面もあります。高齢者も貧富の差は拡大し、年金カットは低所得・低資産な高齢者の対策とセットで行わねばならない状況です。現状では、「所得の再分配」が機能しているとは言い難いです。

このような中で「経済成長させましょう」といったところで、「格差拡大させて庶民を貧乏にさせる気か」となる人もいるでしょう。「もう経済成長を追い求めるのはやめようぜ」と言いたくなる人もいるかもしれません。

しかし、所得を再分配するためには、日本国民1億2000万人に再分配できるだけのカネが必要になります。まさか所得税・法人税率100%にするわけにも行きませんから、再分配を行うためには、再分配の過程で所得を奪われる側の人がある程度豊かにならねばなりません(流石に強権的な再分配の前後で逆転現象が発生したら暴動or頭脳と資産の海外流出を誘発しますから)。

再分配を行って困っている人を助けるためには、「余裕がある人」の存在が必要不可欠です。余裕がある人がいないようでは自分の生活で精一杯な人から無理やり金を奪い取って再分配することになるわけですが、これでは新たな貧困を生み出してしまいます。再分配を正常に機能させるためには、まず経済全体のパイを大きくし、再分配する余裕を生成しなければならないのです。

次世代への投資を行うためにも、社会保障を再構築するためにも、財源が必要。そしてそれを用意するためには経済成長が必要不可欠。低成長のままでは問題がある。

現在の日本には、「お金があれば解決できそうな問題」がゴロゴロ転がっています。例えば、

  • 介護士の不足(←給料をドカンと上げれば…)
  • 保育士の不足(←給料をドカンと上げれば…)
  • 奨学金という名のローンに苦しむ学生問題(←十分な額の給付型奨学金があれば…)
  • 高額な大学の授業料(←国が大学に補助金をたくさん出せれば…)
  • 若者の車離れ(←若者に金が回るようになれば…)
など。他にもたくさんありますが、十分なお金があれば解決できる問題はたくさんあります。そして、十分なお金を生み出すものは「経済成長」です。

次世代への投資を行うためにも、社会保障を再構築して全世代に必要な支援を行うためにも、先立つものが必要になります。教育・科学研究に湯水の如く投下しよう…社会保障も再構築して国民が安心して暮らせるようにしよう…そのために税金を沢山集めよう…と行きたいところですが、税率を上げるにも限度があります。財源を作るためには、経済をいい感じに成長させなければなりません。低成長ではマズイのです。

参考リンク

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