日本の部活動はこれまで教師の無賃労働で支えられてきたと言えるが、部活動文化は終わるべき時期だ。いくらなんでも無賃労働を強制するのはおかしい。

タイトルで「部活動文化」と言いましたが、明らかに労働基準法違反なものを「文化」と言って良いものかどうかは疑問が残ります。部活動システムを完全廃止し、完全任意参加の地域スポーツや地域文化活動、クラブチーム等に移行するor活動そのものを廃止することを検討しなければならない時が来ています。

教師の無賃労働と生徒に対する加入強制で維持される部活動はもう要らない!!

  • 教師は部活の顧問をしても、残業代が出ない。どこからどう見ても労働基準法違反。本来ならとっくの昔に学校へ労働基準監督署の査察が入っていなければおかしい。もしかしたら、このような教師のブラック労働を生徒に見せつけ、ブラック企業で働く使い捨て労働者を製造しているのかもしれない。一億総ブラック企業。一億総労働基準法違反な環境。
  • 生徒も学校側が部活加入を強制してくれば、内申書などのこともあるため、不本意な部活加入を余儀なくされる。不本意部活で無為な時間を過ごすか、(居場所がなくなるリスクを覚悟で)幽霊部員になるかの不利な二択を迫られるか、「休む」という選択肢を排除されて部活で気力体力ともに消耗するか。ブラック部活だ。
  • 教師生徒双方(とその家庭)に多大なる犠牲を押し付けてまで部活動システムを維持する意味があるだろうか?いいや決して意味はない!!!部活動は学校から切り離して、地域活動かクラブチームなどとして再編しなければならない。

教師のサービス残業と内申書で脅迫された生徒によって行われる部活動を維持することに意味はあるのか?いやない。

部活問題 対策プロジェクト 部活の問題点 教師編でも触れられていますが、部活動の顧問をやっても、教師には残業代が出ないのだとか。休日出勤でも、時給換算すれば最低賃金をも下回る水準の賃金しか出ない場合があるそうな。今日もどこかの学校で、労働基準法違反が発生しているのです。もしかしたら、ブラック企業構成員を製造するためにこのようなシステムになっているのかもしれません。(最低賃金と労働基準法第37条「残業or休日出勤させた場合は、通常の労働時間or労働日の賃金の25%以上の金額を割増賃金(残業代)として支払わなければならない。総残業時間(休日出勤含む)が月60時間オーバーの場合は、その部分については通常の労働時間or労働日の賃金の50%以上の額を割増賃金として支払わなければならない。(意訳)」の規定をガン無視。同第35条「使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。」もフェードアウト。)

また、きちんと残業代と休日出勤手当を(労働基準法に則って)支払えば休日ゼロでも良いのかといえば、もちろんそんなことはありません。労働基準法第35条「使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。」により、使用者側には最低限週1日の休日を設ける義務があります。公立中学校 部活動の顧問制度は絶対に違法だ!! : 35連勤という人体実験には、「生徒のために」部活をやり続ける、休日無し連続活動の人体実験の結果が記されています。それによると、14連勤あたりから身体がおかしくなり、休日がないことがどれほど辛いかが記されています。ちなみにこちらの記事主様は、中学校教諭から小学校教諭への転職を考えているそうです。

中学校の管理職が欲しているのは「授業研究はだいたいにして、土日の部活も厭わず、文句も言わず、生徒のために奉仕精神をもって動ける教員」だということです。

その際、「勤務条件について一切の疑念を持たずに、誠心誠意生徒ために尽くす」ことが必須です。

さらに「自分の休日を返上し、いわゆる人間らしいライフサイクルも放棄する気概」が前提となっています。

これらを管理職らしく説明することはせず、権威で押し付けてくるのが今の中学校です。

今の私に、職場で抗う気力はありません。

あとは、現役中学校教諭が部活を理由にして小学校教諭になったという事実を残すのみです。

それが私に最後に残された反抗の手段なのかもしれません。

「生徒のために」と動く教員ですが、「自分のために」教員をやめることになろうとは思ってもみませんでした。

こんなに皮肉な結論が待っていようとは思いませんでした。

大学生のころの自分に会えるならば、きっといいアドバイスができることでしょう。

公立中学校 部活動の顧問制度は絶対に違法だ!! : 35連勤という人体実験 より引用
教師サイドから見ても、現在の部活動は非人道的であるといえるでしょう。

そして、生徒サイドから見れば更に非人道的な要素が盛り込まれます。日本の公立中学の場合、生徒の意思でどの中学に通うかを選択することはまず不可能かと思われます(学校選択制でもない限り)。つまり、居住地域次第で、強制部活動は「逃れられない地獄」になります(岩手県の中学校の殆どが部活動加入を強制していることはそれなりに知られています)。部活動をやりたくなくても、どこかに所属する義務を課せられてしまうのです。校則や生徒会則、その他有象無象の圧力で、部活動に参加したくない生徒を抑圧し、内申書を楯に生徒を脅迫します。

部活動に入れば、厳しい上下関係や、休日がない非人道的な活動環境が待っていることもありますが、部活に入る義務を課せられてしまっているので、学校に反抗することもできないのです。かくして部活動に参加したくない生徒は、部活動への不本意参加、非人道的な環境へ赴く事を強いられ、自らの死刑執行命令書にサインさせられる(部活動参加手続きを取らされる)ことになるのです。部活動システムによって、今日も誰かが苦しんでいます。このような非人道的システムを維持する必要性はどこにもありません。

部活動システムを完全廃止し、学校と部活を切り離せ!!

学校と部活がセットになっているために発生している弊害も無視できません。内申書を良くするために部活に所属する人もいれば、事あるごとに「部活」が脅しのカードに使われたりもします。部活動によって学校を統制している側面もあります。さらに、学校と部活動が密接に関わっていることもあり、本来「自主的に行われるもの」であり、あくまでもオプションである(学業とは関係ない)はずの部活動が、入試をも左右するほどの力を持ってしまっているのです。

私が千葉県の公立高校を受験した時、内申書には部活動について記述する欄がありました。私は部活無所属だったので、「特記事項なし」とだけ書かれています(部活所属者は(幽霊部員でも)『〇〇部所属』と書かれ、何か実績を残していればそれについても記述される)。千葉県の公立高校入試においては、内申書の記述(教科の成績以外)が点数化され、入試の得点に加点される場合があります(高校のHPで内申書を点数化する基準がある程度は示されています)。内申書の記述は、(少なくとも千葉県の公立高校では)入試の得点を左右し、合否を左右する要素となるのです。中学時代の担任教師曰く、「幽霊部員でもなんでも(形だけでも)所属していれば『〇〇部所属』となり、『特記事項なし』よりは扱いが良くなる」とのこと。私が在学していた中学校は、部活動の加入強制はしませんでしたが、加入率はかなり高かったです。やはり部活動が入試で得点になるというのは大きいと思います。

部活動が入試を左右するほどの力を握っている現状では、部活動問題の完全解決は難しいのではないかと思われます。教師の労働基準法違反な労働環境を改善し、生徒の休日を奪還して個々の力を存分に発揮できる環境を作るためには、部活動と学校を完全分離し、完全に任意加入で学校とは無関係の別組織に再編すべきではないかと思います。弊害だらけの現行部活動システムは、即時廃止されるべきです。

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