さくらのVPSでCentOS7のサーバーを構築する その10

このブログでは以前にVMware上でCentOS7のサーバーを構築する手順を解説しましたが、今度はさくらのVPSを使ってサーバーを構築します。10回目となる今回は、仕上げとしてWordPressをインストールすることにします。

本編の目次

  • サーバーコントロールパネルへのログイン~サーバー起動まで(第1回)
  • サーバーへログイン~初回起動時に行う設定
  • SSHログインについて
  • SELinuxの有効化(第2回)
  • 一般ユーザーの作成
  • sudoの有効化
  • SSH経由でのrootログイン禁止設定(第3回)
  • 公開鍵認証の導入
  • ファイアウォール(Firewalld)の設定(第4回)
  • SSHのポート番号変更とSELinux
  • WEBサイト公開用ユーザーの作成とChrootの設定(第5回)
  • Apacheのインストールと設定
  • ユーザーのホームディレクトリ配下にあるpublic_htmlを公開する(第6回)
  • バーチャルホストの設定
  • PHPのインストールと設定(第7回)
  • PHPのCGIモード化
  • MySQLのインストールと設定(第8回)
  • phpMyAdminのインストールと設定(第9回)
  • WordPressを使うためのMySQLの設定(第10回)
  • WordPressのインストール

WordPressを使うためのMySQLの設定

WordPressをインストールする前に、まず行わなければならないことはMySQLに新しいユーザーを作成することです。これまではMySQLのrootアカウントにログインして様々な設定を行ってきましたが、すべての操作をrootで行うことは大変リスキーです。WordPressを使うだけならrootほどの強大な権限は不要ですから、もっと少ない権限を与えられているアカウントを作成しましょう。


rootアカウントでphpMyAdminにログインし、「User accounts」タブを開きましょう。そして、「Add user account」を選択します。


まずはログイン情報の入力です。

  • User name…任意の半角英数字のユーザー名を入力しましょう
  • Host name…外部のサーバーから接続する予定がないなら「ローカル」を選択するのが安全です
  • パスワード…できるだけ強固なものにしましょう(半角英大文字・小文字・数字・記号すべて含むものにしましょう)
「Database for user account」については、今回は「ワイルドカード(ユーザ名_%)に該当するデータベースにすべての特権を与える。」のチェックボックスをオンにします。後の設定はノータッチで、スクロールして画面下方にある「実行」ボタンを押します。


無事にユーザーを追加できました。引き続き、rootで操作します。


今度は「データベース」タブにアクセスし、新しいデータベースを作成します。名前の書式は「ユーザー名_任意の半角英数」です(例 hoge_wordpress1)。照合順序は特に気にしなくて大丈夫です(デフォルトは「utf8_general_ci」です)。「作成」ボタンを押せば、空っぽのデータベースが追加されます。

WordPressのインストール

いよいよWordPressのインストールに入ります。まずは日本語 – WordPressから、WordPress日本語版の最新版(.tar.gz形式)をローカルにダウンロードして下さい。

ダウンロードが完了したら、WordPress用のディレクトリにアップロードすることになります。ローカルでZIPファイルを解凍してアップロードする場合は、解凍した中身をWordPress用ドメインのドキュメントルートにまるごとアップロードしてください。サーバー上で.tar.gzファイルを解凍する場合は、一旦WordPress用ドメインのドキュメントルート予定地の1つ上にアップロードし、「wordpress」という名前のディレクトリ内に中身が回答されたところでディレクトリ名を変更してドキュメントルートにしましょう。例えば、WordPress用ドメインのドキュメントルートが「/home/hoge/public_html/piyo」の場合は、以下の場所に.tar.gzファイルをアップロードします。

public_htmlディレクトリに.tar.gzファイルを上げ、「wordpress」という名前のディレクトリ内に中身が展開され次第、ディレクトリ名をpiyoに変更します。事前に解凍してからアップロードする場合は、piyoディレクトリを事前に作成し、その中に解凍した中身をアップロードしてください。

サーバー上で.tar.gzファイルを解凍する場合は以下のようなPHPファイルを作成し、ブラウザからアクセスできる場所にアップロードしてブラウザでアクセスし、ファイル解凍を実行します。

無事にファイル解凍が完了したらディレクトリの名前を変更しましょう。

その後、SFTPでWordPressを展開したディレクトリにアクセスし、「wp-config-sample.php」というファイルをダウンロードしましょう。ダウンロードしたら、そのファイルの名前を「wp-config.php」に変更し、任意のテキストエディタ(メモ帳以外)で開いて編集します。

編集し終えたら、wp-config-sample.phpがあったディレクトリと同じディレクトリ(WordPressを配置したディレクトリ)にアップロードしましょう。

ここまで来たら、ブラウザでWordPressを配置したディレクトリ(ドメイン)にアクセスしましょう。もうひと踏ん張りです。


設定画面が出てきました。サイトタイトルやユーザー名、メールアドレス、パスワードなどを入力させられますが、これまでの設定作業と比べれば赤子の手をひねるようなものでしょう。入力し終えたら「WordPressをインストール」ボタンを押します。


ついにWordPressのダッシュボードまで辿り着きました。VPSサーバー構築マラソンもとりあえずこれで完走と言って差し支えないと思います。おめでとうございます。

…最も、パワーアップした今回は番外編もあるのですが。

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