TextSS.netを利用して複数のテキストファイルの文字コードや改行コードを一気に変換する

当ブログでも解説しているように、「TextSS.net」の使いみちでメインなのは複数ファイルに存在する文字列の一括置換です。しかし、TextSS.netは複数ファイルの文字コードや改行コードを一気に変換するときにも使えます。

もくじ

  • 使用する機能・変換可能なもの
  • 実行手順

使用する機能・変換可能なもの

置換方法の「特殊置換」を使用します。これを用いることにより、以下のものを変換できます。

  • 文字コード(詳細は後述)
  • 改行コード(CR+LF,LF,CR)
  • 英数字・カタカナの半角/全角
  • アルファベットの大文字/小文字
  • ひらがな/カタカナ
  • 中国語の繁体字/簡体字
対応している文字コードは以下のとおりです。
  • Shift-JIS
  • UTF-8/16/16BE(いずれもBOMあり/なしを選択可)
  • x-mac-japanese
  • EUC-JP
  • IBM290
  • iso-2022-jp

実行手順


まずは変換処理を行う対象となるファイルを登録しましょう。ファイルの拡張子を入力or選択して処理対象となるファイルの種類を絞り込みます。(拡張子の説明・表示方法) また、必要に応じてオプション(サブフォルダのファイル追加・除外リストの有効化(除外リストについては後述))も選択します。


拡張子を選択後、「フォルダ追加」「ファイル追加」から処理対象のファイルを登録します。


登録すると、こんな感じのファイルリストが表示されます。HTMLの場合はブラウザプレビューも出来ますが、当方の環境ではデフォルトの文字コードがShift-JISだったので、ブラウザプレビューが表示されているところを右クリックし、「エンコード」→「その他」→「Unicode(UTF-8)」を選択する必要がありました(テキストファイルの文字コードをUTF-8にしている場合)。操作対象のファイルを登録し終わったら、画面右下の「次へ」ボタンを押します。


こんな感じの画面が出てきたら、変換方法を選択します。今回は「特殊変換」を選択してください。


文字コード以外のものを変換する場合は、「特殊変換の設定」メニューで必要なものを選択しましょう。文字コードを変換する場合は、「出力時のコードページ」で変換後の文字コードを設定してください。設定完了後、「次へ」ボタンを押します。


置換の実行方法は「選択した1つのパターンの…」で大丈夫だと思われます。結果を「保存する」に設定し、置換候補を画面下部で確認したい場合は「表示する」を、確認しなくても良ければ「表示しない」を選択します。設定完了後、「開始」ボタンを押せば文字列の置換が開始されます。


置換候補を「表示する」に設定した場合は、置換候補が出てくる度にこのような確認画面が出るので、行いたい操作をその都度選択してください。


置換結果が出力されました。なお、置換前の状態に戻したい場合は「復元」ボタンを押せばOKです。

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