「やさしい日本語」作成支援ソフト「やんしす」

災害発生時、外国人に対して情報を伝えるときに「やさしい日本語」が有効であることは、こちらの記事で言及しました。しかし、「やさしい日本語」で記述する際には、様々な注意点があります(少なくともこの記事は「やさしい日本語」で記述されているわけではありません)。本記事では、「やさしい日本語」作成支援ソフトの「やんしす」について解説します。

もくじ

  • 「やんしす」の概要
  • インストール方法
  • 使い方

「やんしす」の概要

「やんしす」は、「やさしい日本語」作成支援ソフトです。外国人などを対象に日本語で情報を伝達する場合は「やさしい日本語」を使用することが有効なことがありますが、「やさしい日本語」の作成には様々なルールが有ります。また、難しい単語は簡単な単語に置き換える必要がありますが、そもそもどの単語が難しいのかがわからない場合もあります。「やんしす」を使用することで、文章を「やさしい日本語」に変換する労力を軽減することが出来ます。

インストール方法

まずはダウンロードページにアクセスし、ソフトをダウンロードしましょう。


当方では、「JRE同梱・インストーラなし」のタイプを使用します。ダウンロード完了後、ファイルを適当なフォルダに解凍しましょう。


「EJAdvisor3.exe」をダブルクリックして、ソフトを起動しましょう。

使い方


起動すると、こんな感じの画面になります。「やんしす」を使用して「やさしい日本語」の文章を作成する場合は、

  1. 変換前の文章(通常の日本語の文章)を「入力文」の欄に打ち込んで「評価」ボタンを押す。
  2. 出てきた警告に対処し、文を短くしたり単語を簡単なものに置き換えたりする。
  3. 警告が少ない文ができたら、「追加」ボタンを押して文章を「作成済みテキスト」の欄に転送する。
  4. 文章をファイルに書き出す場合は、「ファイル」→「名前をつけて保存」から、「作成済みテキスト」の欄にある文章を保存できる。
…こんな感じの流れになります。それではやってみましょう。以下、今回使用する例文です。


早速たくさんの警告が出ました。分析結果の欄で青文字ならば、その単語は使っても大丈夫です。ピンク・赤の文字の場合は、その単語は難しいので簡単なものに置き換えましょう。また、文章は適度に分割しましょう。


警告された部分について、多少手直ししました。固有名詞(今回の場合は福島第1原子力発電所)で警告が出た場合はそのまま放置してもいいかも知れません。その他のところはガリガリ修正していきます。受動態の文章を能動態に書き換え、難しいとされる単語を一部簡単なものに置き換えました。しかし、この文章はまだまだ簡単にしていく必要があります。


警告を(「福島第1原子力発電所」以外のところは)だいたい解消しました。文章を「やさしい日本語」に変換する過程で、一部の情報が欠落するのはやむを得ない部分もあります。本当に伝えたい事を簡潔に伝えることに主眼を置き、頑張って変換していきましょう。以下、変換結果です。(一文が画像とは異なりますが、下記の文章を変換結果とします。)

なお、「やさしい日本語」の作り方は、「やさしい日本語」の作り方にも掲載されていますので、実際に作成する場合は、こちらを参照することを強く勧めます。こちらのルールに従って更に修正を加えてみましょう。なお、下の例文にはありませんが、漢字には全て読み仮名が振られています。

文章を文節ごとに区切ったり、漢字には全て読み仮名を振ったりする必要があります。また、災害時によく使用される言葉や知っておいたほうが良い言葉(今回の例では「津波」)はそのまま使用し、<>を用いて言い換えを表記します。「やさしい日本語」を表記するルールはいろいろあるので、繰り返しになりますが詳細は「やさしい日本語」の作り方を参照してください。

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