Zenfone5なら6回はフル充電可能。大容量モバイルバッテリー「Anker PowerCore 20100」
投稿日:2016年09月29日
最終更新日:
もくじ
- 「Anker PowerCore 20100」のスペック
- 当方での充放電試験結果
- 注意点など
「Anker PowerCore 20100」のスペック
まずはAnker | PowerCore 20100 | Blackから、Anker PowerCore 20100のスペックを。
- 公称容量…20100 mAh
- 出力(USB/2ポート)…5V / 4.8A
- 入力(MicroUSB/1ポート)…5V / 2A
- 重さ…約356 g
- サイズ…約166 x 58 x 22 mm
- 付属品(私が注文した時)…メッシュポーチ(バッテリー本体がぴったり収まる)、MicroUSBケーブル
私が注文した時に届いたバッテリー本体と付属品の写真です。バッテリー本体とMicroUSBケーブル、メッシュポーチが写っています。
上画像の赤枠で囲んであるボタンを押すと、LED(最大で4つ)が点灯し、バッテリー残量が分かる仕組みになっています。
なお、AnkerではUSB充電器も販売しています。私はまだ試していませんが、興味がある人は試してみるのもいいと思います。
当方での充放電試験結果
Anker PowerCore 20100がきちんと公称値通りの実力を発揮するのかどうか、当方でテストを行いました。テスト条件は以下
- 最初にZenfone5付属の充電器(出力は5V / 1.35A)を用いて、Anker PowerCore 20100をフル充電する。
- Anker PowerCore 20100をフル充電した後、Zenfone5のバッテリー残量を20%あたりまで減らし、そこからAnker PowerCore 20100を用いてZenfone5をフル充電する。なお、この時Zenfone5はスリープ状態である。
- 上の操作を、Anker PowerCore 20100からの充電ができなくなるまで繰り返す。
以下、テスト結果になります(結論だけ見たい人は次の小見出しまで読み飛ばしてください)
- 初回充電時間…Zenfone5付属の充電器(出力は5V / 1.35A)を使用した時、10~11時間
- 放電試験…下表
回数 | 使用内容 | 推定使用容量(mAh) | 備考 |
---|---|---|---|
1 | Zenfone5の充電(20%→100%) | 約1690 | |
2 | Zenfone5の充電(20%→100%) | 約1690 | |
3 | Zenfone5の充電(20%→100%) | 約1690 | Zenfone5の充電完了地点で、バッテリー残量を示すLEDランプは3個点灯 |
4 | Zenfone5の充電(20%→100%) | 約1690 | |
5 | Zenfone5の充電(1%→100%) | 約2090 | Zenfone5の充電完了地点で、バッテリー残量を示すLEDランプは2個点灯 |
6 | Zenfone5の充電(20%→100%) | 約1690 | |
7 | Zenfone5の充電(20%→100%) | 約1690 | Zenfone5の充電完了地点で、バッテリー残量を示すLEDランプは1個点灯 |
8 | Zenfone5の充電(20%→92%) | 約1520 | Zenfone5を92%まで充電したところで、Anker PowerCore 20100からの給電がストップ |
テスト結果まとめと総評
Anker PowerCore 20100への充電については、今回使用した充電器がモバイルバッテリーのスペックを十分活かせるものではなかったこともあり、10時間と結構な長時間を要すことになりました。2A以上の高出力な充電器を使えば、もっと速くフル充電できるかもしれません。
Anker PowerCore 20100を用いてのスマホへの充電は、まあまあいい感じかな?といったところでしょうか。推定給電量の合計値は約13750mAhとなり、これをZenfone5のバッテリー容量(2110mAh)で割ると、だいたい6.5になるので、Anker PowerCore 20100をフル充電すれば、Zenfone5を(バッテリーゼロから)6回フル充電できる計算です。Zenfone5のバッテリーが2割位残っている状態から充電してやれば、今回の試験のように8回行けるかもしれません。
公称容量の7割弱くらいは使えたので、私としてはまあまあ満足です。なお、今回の試験ではそこまで厳密に記録をとったわけではないので、あくまでも参考程度でお願いします。充電中にZenfone5の電源を落としてはいないので、Anker PowerCore 20100から給電した電力の一部は、Zenfone5のスリープモード維持にも消費されています。
注意点など
スペック解説のところでもサラッと触れましたが、Anker PowerCore 20100には充電器が付属していません(充電ケーブル(MicroUSBケーブル)は付属しています)。USB充電器がない場合は、別途購入する必要があるので注意しましょう(PCのUSBポートを利用するのは、PCのUSBポートが故障する原因になる可能性があるので私はおすすめしません)。
蛇足ですが、PCのUSBポートからの給電能力は、
- USB2.0ポートで 5V / 500mA(0.5A)
- USB3.0ポートで 5V / 900mA(0.9A)
きちんと充電された大容量のモバイルバッテリーを持ち歩けば、スマホのバッテリー切れの心配から解放されます。また、停電時の電源確保という観点でも、大容量のモバイルバッテリーは有効ではないでしょうか。良くも悪くもスマホ1台で様々なことが出来る時代なので、スマホの非常用電源を携帯することは、災害対策としての側面もあると思います。興味を持った方は、是非とも下のリンクからご購入ください。
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