BitcoinやMonacoinって、結局どうやって使えばいいのさ?という疑問に適当に答える
投稿日:2015年06月02日
最終更新日:
前回の続きから話を進めます。タイトルが大変化を遂げているあたりはスルーします。
BitcoinやMonacoinといった暗号通貨って何なの?という疑問を持っている方は少なくないと思います。この記事には、(私なりの)暗号通貨とは何か?という疑問に対する答えなどを適当に書いていきます。
回答をざっくりまとめ
- 暗号通貨ってそもそも何なの? → 本質はただの電子データ。しかしいろいろな仕組みによって偽造や改ざんがほぼ不可能になっている(その1で解説)。
- なんで暗号通貨がお金のように流通しているの? → いろいろな理由(このいろいろは話すと長い)によって一部のユーザーの間で「お金のようなもの」として扱われているから。皆が「これでモノを買うことができる・サービスを受けられる」と信じているからお金として成立している(これは日本円とか米ドルとかもそう)。
- ぶっちゃけどこで使うのさ? → 暗号通貨の送金は手数料が非常に安価なので、少額決済や海外送金など、普通にやったら手数料が高くつく分野などでの使用が想定される。また、暗号通貨の送金アドレスと個人情報が直接結びついているわけではないので、個人間取引で使用される機会が今後増えるはず(と信じている)。使い道を作るのはユーザーなので、今この記事を読んでいる貴方が使い道を生み出す。←ここを解説するよー
詳細は以下
で、どうやって使うのさ?
暗号通貨の仕組み云々よりも、一番大事なのはやっぱり使い方になります。現状では、以下の様な使い方が想定されています。
- 個人間の小額決済や、海外送金など、既存の取引システムでは手数料が高く付く分野での使用。
- ↑と被るけれど、海外送金など、既存の取引システムでは決済に時間がかかる分野での使用(暗号通貨なら1時間位(Bitcoinの場合))。
- インターネット上で無料で提供されているコンテンツ(例:フリーソフトやフリー画像など)の作者への応援の意味を込めた寄付など。
現在は、暗号通貨の発展と普及を目指して、個人レベルで色々なサービスが展開されており、また、最近では一部の企業でも暗号通貨による決済に対応するところが出始めています。
使い方はどうなのさ?
とりあえず、暗号通貨の財布を用意しましょう。財布には、いろいろな種類がありますが、基本的には「公式クライアント」(PCにインストールして利用する。財布の中身は自分で管理。)と「オンラインウォレット」(インターネット上のサービス。財布の中身を他人に預ける状態。)を使う感じです。
Monacoinの財布(Wallet)
- Monacoin-Qt(公式クライアント)
- Monappy(オンラインウォレット)
- BitCapitalZ(オンラインウォレット)…サービス終了
Bitcoinの財布(Wallet)
- Bitcoin core(公式クライアント)
- Blockchain.info(オンラインウォレット)
それなりに信頼の置けるもの・知名度がそこそこあるものはこんなところです。この中からどれを使うか選ぶわけですが、はじめはオンラインウォレットがいいと思います。登録して3分とかからずに使えるからです。(公式クライアントだと、導入時の待機時間が長いです。)それなりに大きな額を扱うようになったら、公式クライアントを使うようにしましょう。「少額管理・超速決済はオンラインウォレット」「大金の管理は公式クライアント」みたいな感じです。
導入解説記事リンク集
- Monacoin-Qt
- Monappy
- BitCapitalZ(サービス終了)
- Bitcoin core
- Blockchain.info
入手法は?使い道は?
現在は、こんな場所で使えます。入手法とも密接な関連があります。
現実世界との通貨の取引・他の暗号通貨との取引
暗号通貨と現実世界の通貨(日本円など)を取引します。暗号通貨の入手法としても、現時点ではこれが一番楽で手っ取り早いです。
- Zaif Exchange(Mona/BTC/日本円)
- coincheck(BTC/日本円)
- bitFlyer(BTC/日本円)
- もなとれ(Mona/BTC/LTC/その他各種)
- Allcoin(BTC/LTC/Mona/その他各種)…運営元が変わって方針転換したか?
- ShapeShift(BTC/LTC/Mona/その他各種)(アカウント登録不要)
この他にもいろいろな取引所があります。取引所の場合は、需給バランスによって価格が変動します。日本円を投入する場合は、何らかの形で本人確認を要求するところもあります。
買い物
すでに草の根・個人レベルでは買い物できる場所が整備されてきています。今後企業などにも普及するかが注目されます。
- デジケット(大規模同人ショップ・Bitcoin/Monacoinに対応)
- Monappy UserPayment(オンラインウォレット併設。個人レベルで物品の販売が可能。労働力を販売する人もいる(確認された例では文字入力代行、プログラマー1人月、など))
コインを稼ぐ
現金を使わずに、持てる技術を総動員して(?)コインを稼ぎます。先ほど上げたようにMonappy UserPaymentあたりで労働力を販売するのもありです。
- AskMona(Monacoinを気軽にやりとりできる掲示板。様々な企画に参加してMonaを稼ぐことも可能。)
- CryptAd(Monacoin/Bitcoinが当たる懸賞)
- Monacoin麻雀(週末開催のMonacoinが賞金のマージャン大会)
- Monappy UserPayment(自作コンテンツの販売。労働力の販売など)
- クラウドマイニングに参加する(解説ページ)(暗号通貨を原資にクラウドマイニングに参加し、暗号通貨を得る)
- 自分のサイトやTwitterなどにコインアドレスを張って寄付を募る
- その他各種
コインの採掘
暗号通貨の入手法として、コインの採掘というものが存在します。暗号通貨の不正利用を防ぐため・取引環境を維持するための行為です(本来は)。この作業は相当な計算資源をつぎ込むことになるので、行った人に対する報酬として、コインをもらうことができます。これによって、暗号通貨の流通量が増えていきます。しかし、現在BitcoinやMonacoinにおいては、この作業は専用マシン(いわゆるASIC)を利用するのがもっぱら主流になっています。CPUやGPUによる採掘は一応可能ですが、おそらく電気代で赤字確定コースです。
BitcoinやMonacoinは、なぜお金のように流通しているのか? 目次
- BitcoinやMonacoinは、なぜお金のように流通しているのか?という疑問に適当に答える その1
- BitcoinやMonacoinは、なぜお金のように流通しているのか?という疑問に適当に答える その2
- BitcoinやMonacoinは、なぜお金のように流通しているのか?という疑問に適当に答える その3
- BitcoinやMonacoinって、結局どうやって使えばいいのさ?という疑問に適当に答える(このページ)
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