カテゴリ:学校・教育関連

放課後スポーツ・文化活動の「指導者・施設管理人」及び「参加者」を学校から強制徴募するのはよろしくないが、「場所」として学校を利用するのは悪くないかもしれない。

投稿日:2016年06月18日
最終更新日:

部活問題の完全解決のためには現行の部活動システムを廃止することが必要であるということは、当ブログでも度々訴えているとおりです。そして、部活動亡き後の放課後(終業後)スポーツ・文化活動のあり方については、今からきちんと考える必要があるかもしれません。

運動公園や公民館などの代わりに「活動場所」として学校を使うという発想は悪くないが、「指導者」や「施設管理人」に学校の先生を強制動員してはいけないし、「参加者」に子どもたちを強制動員するのもダメだ。

  • 学校にはグラウンドや体育館、音楽室、美術室などの様々な施設がある。放課後(終業後)スポーツ・文化活動の場としてこれらの施設を有効活用しない手はないだろう。学校の設備を放課後に利用したい人に貸し出すのは悪くない。施設利用料を徴収すれば財政難の改善効果も少しは望めるかもしれない。
  • だがしかし。「施設管理人」=「学校の先生」というのはダメ。施設管理人は学校の先生とは別枠できちんと雇用する必要がある。そうしないと学校の先生の労働環境がますます悪化するから。また、放課後(終業後)スポーツ・文化活動の指導者として学校の先生を強制動員するのもダメ。完全に自由意志で指導者をやりたい人が(それなりの対価をもらって)指導するような形式にしなければならない。
  • また、放課後(終業後)スポーツ・文化活動の参加者に生徒を強制動員するのもダメ。それをやってしまうと現行の部活システムの問題点をそのまま再現してしまうことになる。指導者も参加者も「任意参加」の鉄則を確実に徹底しなければならない。そして、できれば学校関係者以外でも放課後(終業後)スポーツ・文化活動の指導者あるいは参加者になれるようにするといいかもしれない。
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学校でいじめ(という名の犯罪)に遭ってしまった時に加害者や学校と徹底抗戦するなら、弁護士等の法律家と連携して証拠を集めた後「内容証明郵便」で宣戦布告するのも一案か。

投稿日:2016年06月13日
最終更新日:

いじめ(という名の犯罪)問題は、きちんとした形で被害者を救済しなければ取り返しの付かない事態に発展してしまう恐れがあります。それを防ぐためには、いじめ(という名の犯罪)が行われているフィールドから戦略的撤退を行うか、あるいは法的手段で加害者を徹底処罰し、もう二度とこちらに危害を加えないことを(法的効力がある手段で)確約させるという手段もあると考えます。

もくじ

  • 加害者や学校と戦うなら、法的手段をちらつかせながら「内容証明郵便」で宣戦布告するのが効果的かもしれない
  • 被害届を出すのは流石に過激だ…と思う人こそ「内容証明郵便」を相手に突き付けて穏便に済ませる道を残すのも一案
  • いじめは犯罪だ。法的手段を使ってでも身の安全を確保することを優先したって誰が文句を言えるだろうか。否、文句を言えるはずがない!!
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部活動をやりたくないなら辞めたってなんの問題もない。学習指導要領にだって「生徒が自主的に行うもの」と書かれているのだから。部活はやりたい人だけがやればいい。無所属上等。

投稿日:2016年06月10日
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この記事をお読みになっている方の中には、今まさに「部活なんてかったるい。今すぐ辞めたい。」と思っている人もいるかもしれません。学習指導要領に於いて部活動は「生徒が自主的に行うもの」と位置づけられていますから、やりたくない人は別に部活動をやらなくても全く問題ありません。部活動と無関係の生活も、それはそれでいいものです。

学校が生徒に対して部活動へ加入する義務を課すことを認める法的根拠はどこにもない。よって、生徒の「部活動に加入しない権利」は必ず保障されなければならない。部活動無所属でいることも立派な選択だ。

  • 私のブログの過去記事でもニコニコ大百科の部活問題の記事でも部活問題 対策プロジェクトでも散々述べているが、部活動には負の側面もある。部活動に所属していることが苦痛でさっさとおさらばしたいと思うならば、残された最後の勇気を振り絞って退部届を書くべきだ。部活動は「任意参加」が大原則だから、やりたくないならやらなくても全く問題ない。
  • 「そうは言ってもうちの学校は生徒に対して部活に加入する義務が課せられていてどうしようもないんだ」という人もいるかもしれない。しかし、諦めなければ道は開かれる。そのような人達を救うために署名活動が行われている。学校の先生にバレずに署名をすることも可能なので、部活動に苦しめられている人々を救うために、勇気を出して署名してあげてください。そして、余裕が有るならばニコニコ大百科の部活問題の記事を一読してください。なにかの役に立つかもしれません。
  • 「部活動に入らない」こともまた立派な選択。自分の意志で選んだ部活を自分の意志で辞めるのもまた時には必要な選択だ。居たくもない部活に参加し続けて自分の肉体や精神を傷めつけて苦しみ続けるくらいなら、部活動から離れて肉体と精神の療養に努めたほうがいい。命あっての物種だ。部活をやらなくてもそれなりの人生を楽しむ道はちゃんとある。部活動を辞めたいと思ったら、さっさと部活動を辞めよう。
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生徒や教員が確実に休日を確保できるようにするために、部活動には活動日数の制限をかけなければならない。各学校の自主性に委ねてしまうと、休日0日で暴走するところが出てしまう。

投稿日:2016年06月07日
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中学高校の部活動に休養日設定を 文科省が提案へ:朝日新聞デジタルにもあるように、文部科学省が直々に「部活動に休養日を設けなさい」という提案をするらしいです。私としてはこれではまだ生ぬるいとしか言えませんが、ともかく部活動には活動日数の制限が必要です(できれば部活動そのものを廃止したほうがいいのではないかと思いますが)。

各学校に部活動の休日の設定を委ねてしまうと、休日0日にするところが出てしまう。それを防ぐためには、法的拘束力のあるルールで部活動の活動日数に制限をかけなければならない。これは労働基準法で法定休日を定めるのと一緒だ。

  • ぶっちゃけ今回の文部科学省の案は、過去に文部省が提示した(法的拘束力のない)指針の焼き直しに過ぎない。部活動加入強制システムにも切り込んでいないし、法的拘束力がないからガイドライン破りをする学校は出てきてしまうだろう。なので今回の文部科学省案を評価するなら100点満点中マイナス100点。赤点だ。だが休日をきちんと確保するという方針それ自体は高く評価できる。
  • 「部活の休みなんて各学校で勝手に定めりゃいいじゃん。なんでお上が方針を出すんだ」と言いたい人もいるかもしれない。しかし、各学校の方針に委ねてしまった結果が現在の部活地獄であることを考えれば、一定の規制はかけなければならない。できれば部活は廃止(学校とは切り離す)が望ましいが、存続するにしても活動日数の制限をかけて生徒や教員がきちんと休めるようにする必要がある。労働基準法も法定休日というものを定めて労働者がきちんと休みを確保できるようにしている。それと一緒。
  • 部活の休日問題は、実際のところ部活問題のごく一部にすぎない。部活問題のすべてを完全かつ永久に解決するためには、部活動そのものを廃止しなければならないと思う。部活動加入強制システムは即時廃止しなければならないし、教員のブラック労働問題も解決しなければならない。それでも、休日の確実な確保は部活問題解決への大きな一歩だ。休日の確実な確保が実現できれば、部活問題を解決し、自由を奪還するための一連の戦いでは歴史的な大勝利となりうる。そのためにも、法的拘束力があるルールで部活動の活動日数を規制しなければならない。
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私としては日本の学校で行われている部活動は廃止すべきであると考える。一部の問題を早期解決するために妥協はするかもしれないが、譲れない一線は死守する。私は部活廃止論者であることをここに宣言する。

投稿日:2016年05月29日
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私は部活廃止論者です。部活問題を完全解決するためには、諸悪の根源たる現在の部活動システムを徹底破壊しなければならないと考えています。とはいえ、生徒に対する加入強制と教員に対する顧問業務強制の問題を解決できるのであれば、一旦はそこで妥協し、まずは生徒と教員(及びその家族)が当然保持すべきである自由と余裕を奪還します。それから改めて部活動の完全廃止を目指します。問題の早期解決のために妥協することはありますが、譲れない一線は死守します。放課後のスポーツ活動や文化活動は、学校から切り離すべきです。

生徒と教員(及びその家族)が当然保持すべきである自由と余裕のためならば一時的に妥協はする。だが、最終目標は部活問題の完全解決。そのために必要なのは現行の部活動システムの完全廃止。

  • 長きにわたって続けられてきた現行の部活動システムは、生徒にも教員にもその家族にも過剰な負担を押し付けている。学校や地域によっては生徒も教員も強制的に部活に縛り付けられるし、家族も部活の後方支援に動員されることがある。加入そのものが任意でも、内申点の絡みで仕方なく活動をしている事例もある。競技に関する知識がない素人顧問が部員の面倒を見ることになってしまって怪我のリスクが高まることもある。部活問題の全ての元凶は部活動だ。現行の部活動システムを廃止してしまえば、部活問題は解決できる。
  • 部活問題の中でもとりわけ深刻な「生徒に対する加入強制」「教員に対する無賃(or最低賃金以下)での顧問業務の強制」の問題を完全かつ永久に解決できるというのであれば、まずはこの2つの問題がもう二度と復活しないように徹底破壊する。生徒及び教員が「部活動をしない」という選択を完全に自由にできるようにするのが先決だから。そのためならばある程度の妥協はする。しかしそこで戦いを終えることはできない。最終目標はあくまでも部活問題の完全解決。そのためには部活動の廃止が必要。
  • 現行の部活動システムは生徒を強制加入で苦しめ、教員を顧問業務で苦しめ、家族には後方支援業務を押し付けた上で一家団欒の時間を剥奪。おまけに民間のクラブチームや習い事の先生などの仕事も奪い取る。部活動に時間を奪われ、これまで続けてきた習い事をやめざるを得なくなる生徒もいる。民業圧迫だ。この他にも部活動が原因となる問題はある(これらを総称して「部活問題」と呼ぶ)。部活問題を解決するためには、やはり現行の部活動システムを完全廃止しなければならない。私は部活廃止論者である。部活動滅ぶべし。
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高校野球とかの大会を見て「あの大会のためにどれほどの人の生活が犠牲になっているのだろうか」と考えてしまうのは私だけではないと信じたい。

投稿日:2016年05月26日
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部活動が休日返上で行われていることがある(特に運動系・音楽系)事を知ってしまうと、高校野球などに代表される(学校の部活動が出場を目指す)大会のためにどれほどの人の生活が犠牲になっているのかが気になってしまいます。

大会の影には数多の生徒や教員(及びその家族)の犠牲がある。高校野球はまさに残酷ショーだ。各種大会と部活動(ひいては学校)を切り離さなければならない。

  • 高校野球などの大会ともなると学校の部活動で休日返上の長時間練習が行われることが多々ある。当然ながら生徒の生活は犠牲になるし、部活の面倒を見る教員の生活もまた犠牲になる。彼らの家族もまた一家団欒の時間を奪われる(&部活動の後方支援に動員される)という点では犠牲者だ。ごくわずかしか無い大会出場権のために終わりの見えない軍拡競争が続く。地獄である。ここに部活動加入強制システム(つまり徴兵制)が組み合わされば言葉では到底言い表せない地獄絵図となるだろう。
  • この地獄に終止符を打つためには、部活動と各種大会の両方を完全廃止し、学校が各種大会(甲子園とか吹奏楽コンクールとか)と関わりを持つことを一切禁止する必要がある。徹底的な武装解除と戦場の解消により、生徒・教員及びその家族は自由と余裕を取り戻すことができるはずだ。
  • その上でなお大会の継続を望むのであれば、それは学校とは関係ない場所で行われるべきであろう(クラブチームとか地域の同好会とか)。当然ながら参加不参加は完全に個人の意志に委ね、暗黙のものも含めて参加強制が行われることが絶対に無いようにしなければならない。
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