いじめを未然に防ぐためにも、質の高い教育のためにも、教員数はもう少し増やすべき。

日本の学校は、現在生徒にとって戦場のようになっていることがまれによくあります。頻発するいじめによる治安悪化は深刻です。そして、それらの対応に追われる教師の負担もまた大きくなっています。ただでさえ残業代定額制(月給を4%増やす代わりに残業代を出さない)でサービス残業が横行し、部活顧問に明け暮れながら保護者対応をし、授業をしながらいじめ事件の対応…素人目にも地獄に見えます。この状況を打開するには、部活の外部指導員の投入、各種雑務を行う人員の投入、残業代をきちんと時間計算する(サビ残の撲滅)など、行うべきことは山程ありますが、教員の増員も必要であると思います。

教育は未来への投資。教員はもっと増員するべき

  • 質の高い授業を行うためには、それなりの時間と人員がどうしても必要。
  • 子ども一人ひとりに目が行き届くようになれば、今まで気づけなかった小さなことにも気づけるようになる。これはいじめを未然に防ぐ上でも非常に役立つはず。
  • 経済成長のためには未来への投資が必要。日本の教育予算はもっと充実させるべきだし、教員数をもっと増やすべきだと思う。

教員の目が細部にまで行き届くことの利点

現在の日本では、一人の教員がかなりの数の子供を見ることになっています。しかし、教員数を増やして、教員一人あたりの子供の数を減らせば、教員の目が細部にまで行き届くようになります。これによって、これまではきづけなかったいじめの兆候や学習面でのつまづきなどに気づくことができるようになります。

問題に気づくことができれば、それなりの対処ができるでしょう。いじめの兆候を見つけることができれば、早期解決で学校の治安は保たれ、学校が戦場にならずに済みます。学習面のつまづきも早いうちに気づくことができれば、打てる手も多いです。早期発見が重要なのは、病気もいじめ問題も学力問題も同じだと思います。

発見していざ解決する段階になっても、教員が多いことの利点は大きいでしょう。いじめ問題も、一人の教員で対処するには限界がありますが、複数名で事に当たれば、意外なところから解決策が見つかるかもしれません。学習面でも同じです。三人寄れば文殊の知恵です。

少子化が進んでいるからこそ、未来への投資が必要。

日本で少子化が進んでいるのは、日本人なら誰もが知っている当たり前の事実になってしまいました。こんなときだからこそ、少なくなった子供にそれなりの教育予算を組み、きちんとした教育を受けさせる必要があると思います。彼らは将来の納税者として、今後の日本の厳しい財政事情の中、社会保障や福祉サービス、公共事業、その他もろもろを支える存在です。

質の高い教育を受けることによって、新しい価値を創造することが可能になります。すぐには効果が現れなくても、長期的な経済の維持発展のためには、やはり新しい何かを生み出す必要があるのです。そのために必要な教育を施して社会システムを維持するか、目先の教育予算を惜しんで破滅の未来を迎えるかは、現在の為政者・納税者の判断で決まると思います。

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