カテゴリ:労働・雇用関連
投稿日:2015年12月15日
最終更新日:
日本においてパートタイマーの年収の大きな壁とされるのが所謂「130万円の壁」。年収でこれを超えると健康保険などを自分で支払うことになり、ある一定の額以上稼がないと手取りでは130万円未満にセーブしたときと比べて下がってしまうことから、103万円の壁は超えても130万円の壁は超えないようにセーブする(あるいはフルタイム並みに働く)人も多いのではないかと思います。解決策も度々議論になりますが、要するに逆転現象をなくせばいいだけの話です。
労働時間を増やしたのに手取りが下がる逆転現象をなくせばいい!!
- 年収130万円を境に、自分で健康保険等の社会保険料を支払うことになって逆転現象が発生する。ここをどうにかしないといけない。
- 年収の壁問題を解決しないと労働時間をセーブする人が出てきてしまう。逆転現象は解消しなければならない。
- 社会保険料の計算式を変更すれば問題の解決は可能。年収の壁の早期解消を。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2015年12月14日
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「ハロワの求人票が実際と異なる」苦情1万2000件 低い賃金、違う仕事内容・勤務地、社保未加入など | キャリコネニュース こちらの記事によると、「ハローワークの求人票と実際の労働条件が異なる」という苦情が2014年度で約1万2000件あったとのこと。厚生労働省の担当官によれば実際に食い違いがあったのは相談件数の36%とのことですが、それにしたって問題ありまくりでしょう。
求人で嘘をつく会社は労働者にも取引先にも嘘をつくであろう!!
- そもそも求人で嘘を書いている地点で「ウチの会社、ブラックですよ」と宣言しているようなもの。労働基準法を遵守していれば嘘を書くことは必要ないのだから。
- 求職者は求人票を頼りに応募先を選定する。ここで嘘が書かれていては求職者が何もできなくなってしまう。
- どのような募集媒体であろうと、求人条件で嘘を書くのは絶対に許されることではない!!
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2015年12月11日
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最近になって、世界一「チャレンジしない」日本の20代 | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト←この記事にある「世界一チャレンジしない日本の20代」が話題になっていますが、そもそも日本の社会構造が生まれてから死ぬまで一切の失敗を許容しない、失敗したら最後二度と這い上がれない仕様になっているのが原因であると考えます。
失敗を許容しない社会はチャレンジができない社会
- 新卒一括採用により一度就活に失敗すればもう人生が詰む仕様がそもそもの間違い。空白の1年や2年位いいじゃないか!!
- 就職したら就職したで実績を上げる若者を抑圧する企業。若者の活躍を咎めるような企業には未来はない。
- 日本ではリスクある挑戦をすることのリスクがあまりにも大きすぎる。理由は「社会構造が一度の失敗も許容しないようになっているから」。
- チャレンジ精神がある人がほしいならもっと失敗に寛容にならないといけない。履歴書に空白の1年があるくらいどうということはないはずだ。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2015年12月08日
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関東・東北豪雨 | 常総市職員、残業で給与100万円超も – 毎日新聞←こちらの記事によると、2015年9月の豪雨で茨城県常総市は甚大な被害を受け、その時に残業時間が全職員平均139時間、最高で342時間に達したとのこと。しかし今回の問題はそこではありません。コレによって発生した多額の残業代が問題になっています。残業代込みで9月分の給与が100万円オーバーな職員も十数名いたとのことです。一部では市職員が多額の給与を受け取ることに問題があるという意見があるようですが、私はこのような場合でもきちんと100%残業代を払うべきであると考えます。
高額な残業代を支払うことには何ら問題は存在しない。むしろ払わないほうが100倍問題だ!!
- 市職員たちは自らも大変な状況の中で過酷な業務に従事した。その対価として発生する残業代に問題は何一つない!!
- 公務員も一般企業の会社員も残業代は例外なくきちんと100%支払わなければならない。このようなケースでもきちんと支払うべきである。
- このケースで残業代不払い・減額を認めたらブラック企業がますます増えるだけ。残業代をきちんと100%支払わないのは労働基準法違反ですよ!!
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2015年12月06日
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日本において長時間労働は問題になっていますが、そもそも根本的に残業代がなくても生活出来るだけの賃金がきちんと支払われているかという問題があります。最低賃金が1000円になっても、1000円×8時間×20日(週休2日、1ヶ月28日と仮定)=16万円で、そこから税金やら年金やら健康保険やらが引かれます。いくらなんでも税引き前月給16万円で生活しろというのはかなりの無茶ぶりと言えるでしょう。まずは残業しなくてもきちんと生活を維持できる給料を支給するのが先決です。
労働効率を上げて給料も上げよう!!
- 人を雇う以上労働者がきちんと生活できる給料を支給するのが雇用主の義務。長時間労働は過去のものだから給与体系も定時帰宅前提に再構築しないといけない!!
- 残業すること前提の給与体系は労働評価が歪み、社員の士気と生産性が下がる。ダラダラ長時間労働の温床。害悪。
- 日本においては残業の常態化が許されない時代が遠からずやってくる。少子高齢化の進展もあり、ひとりひとりの生産性を上げて人数の少なさを補わなければならないのにダラダラ長時間労働が評価されるシステムを継続したら破滅する。さっさと高効率短時間労働を評価するシステムに転換しなければならない。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2015年12月02日
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日本において、アルバイトの給料計算は時給制のところが非常に多いです。時給950円×実働5時間だから今日の給料は4,750円です、みたいな。しかし、実はここに労働の評価の難しさが潜んでいるのです。
時給システムが崩壊するとき
- 単純な時給システムだと、例えば100の仕事を効率よくこなして2時間で終わらせた(1時間で50.0の仕事をした)人と、同じ仕事をダラダラ8時間かけてやった(1時間で12.5の仕事しかしてない)人では、後者の人がたくさん給料をもらえる(同じ仕事なのに!?)。
- 時給システムは、ある意味で長時間労働や無駄な残業の温床になる。同じ仕事をダラダラ長時間かけてやるほうがたくさん給料をもらえるから。
- 今の日本に求められるのは、100の仕事を8時間でこなす(時間あたり仕事量12.5)人よりも同じ仕事を2時間でこなす(同50.0)人をきちんと評価できるシステム。短時間高効率の労働をきちんと評価できれば、長時間労働によって発生している様々な問題は解決に向かう。
- 同じ労働時間にたくさんの仕事をした人には、その分たくさんの給料を出す必要がある。それが公平な評価ではないか。
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投稿者名:
Koguma