ついに電気代もBitcoinで支払える時代へ。2016年11月より「coincheckでんき」がサービス開始予定。

インターネットでやり取りできる暗号通貨「Bitcoin」は、いよいよ公共料金の支払いにも使えるようになります。2016年11月より、Bitcoinで電気料金を支払えるプランを有する「coincheckでんき」がサービスを開始する予定です。

電気料金の支払いにBitcoinを使用するという選択肢が追加される。少しずつ暗号通貨での支払いに対応しているものが増えつつあるが、公共料金へのBitcoin進出は重要な一歩だ。

  • ビットコイン取引所の「coincheck」を運営するレジュプレス株式会社と、LPガス事業者の三ッ輪産業株式会社が公共料金のBitcoinによる支払いの導入について基本合意した。手始めにレジュプレス社と株式会社イーネットワークシステムズ(ENS,三ッ輪産業の子会社にして小売電気事業者)が提携し、2016年11月より「coincheckでんき」がサービスを開始する予定。
  • coincheckでんきは日本円で電気料金を支払うプランとBitcoinで電気料金を支払うプランを用意。スタート時は東京電力・中部電力・関西電力の管内が対象だが、供給エリアは順次拡大予定とのこと。また、将来的には電気料金以外にもBitcoinで支払えるものを増やすらしい。

2016年11月、「coincheckでんき」がサービス開始予定。暗号通貨で支払えるものがまた一つ増える。

これまでにも度々暗号通貨(主にBitcoin)は話題となってきましたが、Bitcoinは公共料金の支払いにも使えるようになる予定です。ビットコイン取引所の「coincheck」を運営するレジュプレス株式会社とLPガス事業者の三ッ輪産業株式会社が公共料金のBitcoinによる支払いの導入について基本合意し、手始めにレジュプレス社と株式会社イーネットワークシステムズ(ENS,三ッ輪産業の子会社にして小売電気事業者)が業務提携することになりました。

2016年11月より「coincheckでんき」がサービスを開始する予定で、すでに事前登録が始まっています。

coincheckでんきの料金プラン

coincheckでんきには、2つの料金プランがあります。ライトユーザー向けプランの場合は、電気料金と支払い方法は従来の電力サービスと同じになります。ただし、電気料金の一部(4~6%)はBitcoinで還元され、ユーザーのcoincheckウォレットに付与されます。

「電気料金をBitcoinで支払いたい!」という場合には、ヘビーユーザー向けプランを選択することになります。こちらの場合は電気料金がBitcoin払いになります。また、料金は従来のサービスよりも4~6%安くなります。

「ライトユーザー向け」「ヘビーユーザー向け」というネーミングですが、見る限りでは使用する電力量は関係なさそうですし、同じ電力量を使用した時に支払う金額も変わらないと思われます。ただ単に支払い方法が違うだけです。また、サービス開始時に利用可能なエリアは東京電力・中部電力・関西電力の管内です(三ッ輪産業株式会社のみつばち電気が使用可能なエリアと同じ)。

将来的には電気料金以外にもBitcoinでの支払いが可能なものが増える予定…

なお、coincheckは今後、電気代以外にもガス代や水道代、携帯代や家賃などをBitcoinで支払えるようにすることを目指すそうです。三ッ輪産業グループ以外にも提携先を増やし、coincheckのウォレット残高から各種生活インフラの料金を支払えるようにする腹づもりでしょうか。

Bitcoin払いに対応している店舗やサービスは少しずつ増えてきていますが、公共料金の支払いができるようになる意義は大きいと思います。暗号通貨も「通貨」ですから、ものやサービス等の支払いに使える必要があります。今回は電気代がBitcoin払い対応になりますが、将来的には様々なものやサービスがBitcoinなどの暗号通貨による決済に対応し、暗号通貨で生活できる世界が実現するかもしれません。

参考リンク

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