写真データに埋め込まれる「Exif情報」とは何か?
投稿日:2016年12月18日
最終更新日:
もくじ
- 「Exif情報」とは
- Exif情報を削除せずに写真をアップロードする危険性
- Exif情報やカメラの設定を見てみよう
- Exif情報を弄るためのソフト達
「Exif情報」とは
そもそも「Exif」(Exchangeable image file format)とは、電子情報技術産業協会(旧日本電子工業振興協会)が規格化している写真用の画像ファイルフォーマットです。JPEGやTIFFなどが対応しています。Exifでは画像データに撮影日時やカメラの機種、カメラの設定情報や位置情報などのメタデータが埋め込まれます(コレがExif情報です)。
Exif情報を削除せずに写真をアップロードする危険性
Exif情報が写真に埋め込まれたことにより、ユーザーは撮影日時や写真撮影時のカメラの設定、GPSが使えるカメラやスマホで取った場合は撮影した場所も確認できるようになりました。コレは大変便利なことです。しかし、GPS音の状態で撮影すると、GPSの位置情報まで埋め込まれてしまっているため、Exif情報を削除しないまま写真をアップロードしてしまうと、悪意ある第三者に写真の撮影場所がバレてしまい、その情報が犯罪に使用される危険性があります。
いくら目に見える画像に写り込んでいる個人情報流出につながるデータを隠しても、Exif情報の処理がきちんとなされていなければ意味がありません。Twitterなどではアップロードされた画像のExif情報を削除しているらしいですが、個人情報保護に関わる重要な問題なので、自分で気をつけるに越したことはありません。
Exif情報やカメラの設定を見てみよう
Windowsの場合は、画像を右クリック→「プロパティ」を選択し、「詳細」タブに切り替えればExif情報をある程度見ることが出来ます。細かいところまでとことん見たい場合は、あとで紹介するソフトを使いましょう。
また、スマホやデジカメの設定をきちんと確認し、位置情報などが写真に埋め込まれないようにしてしまえば、後から手間を掛けてExif情報を削除しなくても大丈夫です(自分が施した設定で個人情報流出を防げるかどうかについてはきちんと検証する必要がありますが)。
Exif情報を弄るためのソフト達
当ブログで使い方を解説しているExif情報閲覧・編集ソフトを紹介します。
- 「F6 Exif」…Exif情報の閲覧・編集・削除が可能。埋め込まれている情報を詳細まで見たり、必要な情報を付け足したり、見せたくない情報を削除したりと、守備範囲は広い。
- 「JPEG & PNG Stripper」…こちらはExif情報を削除するソフト。操作対象の写真をドラッグ・アンド・ドロップするだけの簡単なお仕事。
- 「ExifEraser」…これもExif情報削除用のソフト。こちらも写真をドラッグ・アンド・ドロップするだけの簡単なお仕事。
- 「画像位置情報取得ツール」…こちらはExif情報から位置情報を取得し、Googleマップ上に表示するソフト。位置情報の修正も可能。
参考リンク