日本の20代が世界一チャレンジしないのは社会構造が失敗を許容しない仕様にしかなってないからだ!!
投稿日:2015年12月11日
最終更新日:
失敗を許容しない社会はチャレンジができない社会
- 新卒一括採用により一度就活に失敗すればもう人生が詰む仕様がそもそもの間違い。空白の1年や2年位いいじゃないか!!
- 就職したら就職したで実績を上げる若者を抑圧する企業。若者の活躍を咎めるような企業には未来はない。
- 日本ではリスクある挑戦をすることのリスクがあまりにも大きすぎる。理由は「社会構造が一度の失敗も許容しないようになっているから」。
- チャレンジ精神がある人がほしいならもっと失敗に寛容にならないといけない。履歴書に空白の1年があるくらいどうということはないはずだ。
失敗を許さないと誰も挑戦しなくなる
現在の日本の社会構造はとにかく失敗を嫌います。新卒一括採用はその最たるものでしょう。新卒での就活に失敗した瞬間、その人は敗者となり、正規雇用での就職には多大なる困難を背負うこともままあります。就活留年などには企業がいかに「新卒」にこだわっているかがよく現れていると思います。学生時代の道草を一切許さない状態です。1年2年でそんなに変わらないと思うのは私だけでしょうか。
就職したら就職したで若者を叩きまくる企業システムは今だ健在です。年功序列ひどい。そうやって若者の創造性や冒険心、チャレンジ精神を削いでおいて「我が社がはチャレンジ精神旺盛な人材を求めております」などとよく言えるものだと思います。自分でチャレンジ精神を削いでおきながらその言い分はないでしょう。「出る杭は打たれる」のことばそのまんまですね。
失敗を許さないシステムになってしまうと、一つの失敗が命取りになるので、誰も失敗するリスクの高い方面には手を出さなくなります。そのような社会構造においてはチャレンジ精神は余計なもの、無駄なものとなってしまいます。いくらなんでもこれはひどい。新しいチャレンジには失敗がつきものなのに、それを許容しなければ、新しいチャレンジが少しもできなくなります。社会から創造性が失われ、破滅の道をたどることになるでしょう。
虎穴に入らずんば虎児を得ず。失敗に寛容な社会ならチャレンジ精神を持てる。
しかし、ここでこの言葉を思い出すべきでしょう。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」。後漢の班超が匈奴との戦いで危機に陥った時に部下にこの言葉をかけたそうです。ちなみにこの後の戦いは見事に班超とその部下たちが制したそうです。詳しくは班超 – Wikipediaを参照のこと
新しいチャレンジにはリスクがつきものです。そして、チャレンジした失敗した人を抑圧するのではなく、失敗に寛容になり、再びチャレンジできるようにすることが必要なのではないでしょうか。社会構造が失敗に寛容なものになれば、チャレンジ精神旺盛な人はもっともっと出てくると思います。