部活動をやりたくないなら辞めたってなんの問題もない。学習指導要領にだって「生徒が自主的に行うもの」と書かれているのだから。部活はやりたい人だけがやればいい。無所属上等。
投稿日:2016年06月10日
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学校が生徒に対して部活動へ加入する義務を課すことを認める法的根拠はどこにもない。よって、生徒の「部活動に加入しない権利」は必ず保障されなければならない。部活動無所属でいることも立派な選択だ。
- 私のブログの過去記事でもニコニコ大百科の部活問題の記事でも部活問題 対策プロジェクトでも散々述べているが、部活動には負の側面もある。部活動に所属していることが苦痛でさっさとおさらばしたいと思うならば、残された最後の勇気を振り絞って退部届を書くべきだ。部活動は「任意参加」が大原則だから、やりたくないならやらなくても全く問題ない。
- 「そうは言ってもうちの学校は生徒に対して部活に加入する義務が課せられていてどうしようもないんだ」という人もいるかもしれない。しかし、諦めなければ道は開かれる。そのような人達を救うために署名活動が行われている。学校の先生にバレずに署名をすることも可能なので、部活動に苦しめられている人々を救うために、勇気を出して署名してあげてください。そして、余裕が有るならばニコニコ大百科の部活問題の記事を一読してください。なにかの役に立つかもしれません。
- 「部活動に入らない」こともまた立派な選択。自分の意志で選んだ部活を自分の意志で辞めるのもまた時には必要な選択だ。居たくもない部活に参加し続けて自分の肉体や精神を傷めつけて苦しみ続けるくらいなら、部活動から離れて肉体と精神の療養に努めたほうがいい。命あっての物種だ。部活をやらなくてもそれなりの人生を楽しむ道はちゃんとある。部活動を辞めたいと思ったら、さっさと部活動を辞めよう。
部活動は本来「任意加入」が鉄則。だから生徒が「部活動を辞める」と言ったら、先生や学校がそれを妨げることは絶対に許されない。
学習指導要領において、部活動は「生徒が自主的に参加するもの」とされています。
第4 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項(13) 生徒の自主的,自発的な参加により行われる部活動については,スポーツや文化及び科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養等に資するものであり,学校教育の一環として,教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際,地域や学校の実態に応じ,地域の人々の協力,社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うようにすること。
学習指導要領総則
「自主的・自発的な参加」と謳っていますから、部活動は「やりたい人だけやればいい」ものです。岩手県ではほとんどすべての中学校が生徒に対して部活動に参加する義務を課しているという話はそれなりに有名ですが、本来はそんなことをする学校側がおかしいのです。なお、部活動加入強制システムがおかしいことの証明は面倒なのでニコニコ大百科の部活問題の記事をお読みいただくことにします。日本の学校の部活動は、負の側面を抱え込んだまま肥大化してしまいました。数多の生徒や教員(及びその家族)が涙と血を流しています。本来ならばすぐにでも部活動は廃止されるべきだと考えますが、そうは言っても「伝統を潰すなどトンデモナイ!!」と言い出すお方がいるのもまた事実(伝統の二文字だけで法律違反を合理化できるわけでもないのに…)。
部活問題の完全解決にはまだまだ時間が必要かもしれませんが、「部活動に加入しない自由」「部活動を辞める自由」は絶対に担保されなければなりません。この2つが担保されていなければ、やりたくもない部活に強制的に加入させられて苦しむ人が出てしまいます。勝利至上主義と精神論に染まり、放課後と休日のすべてを部活に捧げることを強要するような狂気に満ち溢れた部が存在することを否定出来ない今、「部活動に加入しない自由」「部活動を辞める自由」は生徒の最終防衛線です。生徒の「部活動をしない」「部活動を辞める」選択を先生や学校が妨げるのは許されざることなのです。
ある資料で,「部活をやめさせない方法」を先生が綴っている。
— 内田良/学校リスク研究所 (@RyoUchida_RIRIS) 2016年6月7日
例:入部前に「自分の意志で選んだ部活なのだから,やめてはならない」と強く言う
その資料では「やめてはならない」が連呼されている。選ぶときだけ「自分の意志」が強調され,やめるときにはそれが一切尊重されないことにガクゼン
自由を愛し部活動を嫌う皆様へ。とにかく退部届を出して自由を勝ち取ろう。身の振り方を考えるのは、自由を得てからでもいい。
というわけで、現在進行形で部活動に苦しめられている皆様は、とにかく退部届を出して自由を確保することをおすすめします。これからのことを考えるのは、自由を得て視野が広がってからでもいいのではないかと考えます。とにかく自由を勝ち取り、心身をきちんと回復させるべきです。部活に参加しないことも、部活を辞めることも、貴方の人生には必要な選択かもしれません。私も小中高と部活動は無所属で通しましたが、こうしてブログを書けるくらいの生活は送れています。部活動がなくても、人生はなんとかなるはずです。
そして、全国にいる部活問題で苦しむ生徒や教員を苦しみから解放するために、現在署名活動が行われています。
- キャンペーン ・ 生徒に部活に入部する・入部しないの自由を!入部の強制に断固反対! ・ Change.org
- キャンペーン ・ 部活がブラックすぎて倒れそう… 教師に部活動の顧問をする・しないの選択権を下さい! ・ Change.org