450000ブロック以降にMonacoinは新アルゴリズムへ移行することが発表、それに伴ってクライアントのアップデートが必須に
投稿日:2015年09月06日
最終更新日:
- ハッシュアルゴリズムはLyra2REv2 へ
- 難易度調整アルゴリズムはDark Gravity Wave へ
アルゴリズム変更が行われる理由とその影響の考察
Monacoinは、昨年の夏頃から、大手マルチプールの採掘対象に組み込まれて、マイニング方面がグダグダになっていました。その話については当サイトのこちらのページで詳述しています。ハッシュアルゴリズムがScryptのまま変更されなければ、この状況が今後も続いたのではないかと思います。
- ハッシュアルゴリズムがScryptのまま…ASICで採掘できるので、大手マイナーの独占状態になるおそれがある。マルチプールに組み込まれている現状では、採掘遅延(ひいては送金遅延)の原因になってしまう。
- ハッシュアルゴリズムがLyra2REv2へ変更される…ASICでの採掘が不可能になる。Scryptのマルチプールによる採掘遅延はおそらくなくなる。
このアルゴリズム変更により、Monacoinの採掘にはASICが使用できなくなります。今後は、これまでは赤字となっていたCPU/GPUによるMonacoinマイナーたちが復帰する可能性が出てきます。また、マルチプールに組み込まれるリスクが減るので、送金遅延が解消されることも期待されます。この変更が吉と出るか凶と出るか。Monacoin界は、これからが正念場です。
ユーザーへの影響は?
Monacoinのサービスを利用しているユーザーへの影響は、そこまではないと思います。コインの管理を全部WEBウォレットで行っているような人は、サービス運営者がしっかりしていれば、多分大丈夫です。
Monacoinクライアントを自分で導入している人は、自分でそちらをアップデートする必要が出てきます。アップデート手順は、本ブログで解説しているので、よろしければ参考にしてください。
Monacoinサービスを運営している人(サーバーでMonacoindを使用している人)は、そちらをアップデートする必要が出てきます。私もKoguma faucet(仮)でMonacoindを使用しているので、サーバー側にもアップデートを施すことになります。まあ頑張ります(汗)
今回のアルゴリズム変更は、おそらくMonacoinの歴史における重要な節目になります。今後もMonacoin界が発展することを祈りつつ、楽しく使っていきたいものです。