政治活動が届出制?それだと投票に行くときも事前に届け出をすることになってしまう。政治活動の届出制はおかしいぞ!!
投稿日:2016年02月16日
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なぜ政治活動を届出制にする必要があるのか?むしろ政治活動の完全自由化が必要だろう!!
- 政治活動を届出制にしたら、それこそ投票に行くときも事前に届け出をすることになる。政治活動の届出制を認める文部科学省の見解は、ただでさえ低い投票率をさらに押し下げようとしているものとしか思えない。
- 政治活動に関わることで、政治についてより深く考えることができるし、投票率の向上にも寄与する。政治活動に縛りをかけてはいけない。むしろ政治活動を奨励すべきである。休日や放課後を政治活動に使って何の問題があるというのだ。休日や放課後の使い方は完全に個人の自由である。
- 学生の政治活動は完全自由化が必要だ。政治について考える機会が保証されることにより、投票率は上がるし、政治を良くすることもできる。政治活動を届出制にすることは、学生が政治について考える機会を制限し、政治をますます悪くする原因となってしまう。
政治活動に届出制を導入することは、学生が政治について考える機会を奪い、政治を良くする力も奪う
「僕たちの権利がないがしろにされている」 高校生が政治活動「届出制」に反発 政治活動を届出制にすると、学生の政治活動の自由は制限されることになります。…文部科学省は、「投票に行くことは政治活動ではない」とでも解釈しているのでしょうか。選挙で1票を投じることは、議員などの選出に関与するので、思いっきり政治活動です。投票が政治活動でないというならば、政治活動とは一体何なのでしょうか。よく分かりません。
つまり、政治活動を届出制にするということは、「選挙に行く前に学校に届け出をしないといけない」ということです。なんということでしょう。学生は選挙に行く前にメンドクサイ手続きを強いられます。文部科学省は若者の投票率をさらに下げるつもりなのでしょうか。というか投票することは国民の重要な権利であるはずです。国民としての権利の行使を制限するのはいかがなものかと思います。
学生が政治活動に関わることは、政治への理解を深め、より良い政治を実現する原動力になりえます。政治のことを理解できなければ、選挙権を与えられても、誰に投票すれば良いのかわからず、結局投票に行かない人をますます増やすだけになってしまうおそれもあるのです。選挙権と政治活動の自由は、両方セットで保証されることで、政治を良くする力になるのです。文部科学省が示した「高校生が休日や放課後に行う政治活動は、学校側の判断で届出制にできる」という見解は、高校生から政治活動の自由を奪い、政治を良くする力も奪う、まさしくアホな見解です。
学生の政治活動を完全自由化し、政治活動の自由を!!
休日や放課後の使い方は、完全に個人の自由です。政治について考えるには、心の余裕と時間の余裕が必要です。そして、実際に政治活動に関わることで、政治についてより深く知り、政治を良くする原動力になるのです。政治について考える機会があることで、誰に投票すれば良いのかを考えることもでき、投票率も向上します。そのためには、学生の政治活動を届出制にするのではなく、完全に自由化し、ガンガン促進する必要があります。規制する必要はありません。
政治は身近なところにあるものです。道路を造るのも、上下水道を整備するのも、年金や健康保険など社会保障も、消費税や所得税といった各種税金も、政治が関わっています。政治について考えることは、これからの日本が何を目指すべきかを考えることといえます。小さな政府を目指すのか、大きな政府を目指すのか。どんな制度を作るのか、あるいはどの制度を廃止するのか。良くも悪くも、政治は国の行く末を大きく左右するのです。そして、未来を担う学生が政治を考えることは、自分の未来と国の未来を考えることであり、とても重要な事なのです。
学生の政治活動を規制する必要はありません。むしろ政治活動を促進し、どのような政治が良いのか、考えを深めることが必要です。選挙権だけ与えても、政治について考える機会が保証されなければ、誰に投票すれば良いのかもわからず、ますます投票率を押し下げることになってしまうのです。若者の声を政治に反映させ、政治を良くしていくためには、学生の政治活動を完全自由化し、政治活動の自由を保証することが求められているのです。