国民は、選挙前以外でも政治家の動きをチェックしなければならない。政治家に不正をさせないために。政治家にきちんと仕事をしてもらうために。
投稿日:2016年10月31日
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選挙前はどんな政治家でも一生懸命いいところを見せようとする。報酬を支払うに相応しい働きをしている政治家を残し、アカン政治家のクビを切るためには、選挙後にも政治家の動きをチェックしなければならない。
- 選挙は政治家にとっての就職試験である。だからどんな政治家でも一生懸命いいところを見せようとする。悪いところがあっても、おそらくそれを取り繕って当選を目指すだろう。選挙前に政治家のことを知るのは大事だが、それだけでは政治家にきちんと仕事をさせるには無理がある。
- 選挙後にも政治家の動きをチェックするようにすれば、「この政治家はちゃんと仕事をしているな」「この政治家はアカン」みたいな感じで当選させるべき政治家とそうでない政治家を見極めることが出来る。政治家の側も、「常に見張られている」ことを意識するようになれば、任期中きちんとした仕事をするようになるはずだ。
- 政治家の生殺与奪権は、(実感は無いかもしれないが)市民が握っている。クビにしたい政治家に票を投じなければ、その政治家は失職に一歩近づく。だが、当選させるべき政治家が誰であるかをきちんと判断できなければせっかくの選挙権も完全には活かされない。政治家をきちんと選ぶためにも、政治家にきちんと仕事をさせるためにも、国民は政治家の動きを(選挙前以外でも)チェックする必要がある。
選挙は政治家の就職活動。よってどの政治家も自分のいいところを見せようとする。選挙前だけ政治家を見ても、普段の様子を窺い知ることは難しいかもしれない。
定期的に(衆議院の場合は不定期発生多し)行われる選挙は、いわば政治家の就職試験です。当選すれば(国会議員などの場合は)高額の報酬や政務活動費の支給が約束される一方、落選すれば(現職議員の場合は)失職し、選挙活動の費用を回収できないばかりか、自分と家族の衣食住にも事欠く事態に陥る可能性も否定できません(政治家のコネを持ってすれば何らかの職には就けそうなものですが…)。
よって、政治家は一生懸命就職活動(=選挙活動)を行うことになります。当選しないことには話が始まりませんから、当選するために最大限の努力をします。なんとかして自分のいいところを見せ、有権者に自分を売り込んで票を投じてもらうわけです。選挙前に自分の悪いところに言及する政治家はなかなかいないと思います。
そんなわけで、選挙前の政治家の姿のみを見ても、政治家の普段の仕事っぷりを正しく知ることが出来るとは限りません。また、政治家としても選挙後に国民の監視がない状態では、まじめに仕事をやる気にはならないかもしれません。そして気が緩み、不正が起きることもあります。嗚呼。
普段から政治家の様子に関心をもつことにより、当選させるべき政治家を正しく見極められるようになる。そして政治家の不正を減らすことも出来るかもしれない。
普段から政治家の様子に関心をもち、どのような仕事をしているかを知るようにすれば、「この政治家はちゃんと仕事をしているな」「この政治家はアカン」みたいな感じのことがなんとなくでも分かるようになるはずです。ちゃんと仕事をしている政治家とそうではない政治家を見分けることができれば、票を投じるべき政治家が誰であるかも自ずと分かるはずです。
政治家の側も、「常に国民が見張っている」ということがわかれば、選挙前でなくてもまじめに仕事をするようになるはずです。常日頃の仕事をきちんとやっているか否かが次の選挙にも関わるとなれば、嫌でもまじめに仕事をするはずです。もちろん不正などしなくなるでしょう。仕事をしない(あるいは不正をする)政治家は次の選挙で落とされますから、きちんと仕事をする政治家の割合が増え、政治は今よりも良い方向に向かうのではないかと考えます。
実感があまり湧かないかもしれませんが、政治家を選挙で選ぶのは選挙権を持つ市民です。良い政治家を選ぶのも、悪い政治家を選ぶのも、我々が投じる1票です。生活を良くするためには、(将来にわたって)生活を良くする政策を行う良い政治家を選ばなければなりません。そのためにも、普段から政治家に関心をもつことが必要であると考えます。ちなみに私は、東京都議会議員 おときた駿 公式サイトのRSSフィードを登録しています。