自分自身のPCで起動している外部と通信しているソフトや他のPCのポートスキャンを行えるソフト「ポートスキャナー」

自分のPCが外部と不審な通信をしていないか確かめたり、サーバー構築時に余計なポートが開いていないか確認するときなどに使えそうなソフト「ポートスキャナー」を紹介します。

もくじ

  • インストール
  • 使い方
  • 注意点

インストール

Vectorのダウンロードページからソフトをダウンロードしましょう。ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍し、中にある「PortScanner.exe」を実行すればOKです(UACが反応する場合があります)。

使い方

自分のPCの通信をチェックする


自分のPCの通信をチェックしたい場合は、「自分自身を詳細チェック」タブで「検索」ボタンを押しましょう。通信を使っているプロセスが一覧表示されます。


表示されているプロセスを選択すれば、そのプロセスの情報を確認できます。TCPステータス(Status)の意味は「補足」ボタンを押せば確認できます。

他のマシン(サーバー)のポートスキャンを行う


他のマシン(サーバー)のポートスキャンを行う場合は、「他のPCを簡易チェック」タブに切り替えて必要事項を入力し、「調査する」ボタンを押せばポートスキャンが始まります。ポートスキャンを行う場合は、

  • 対象となるマシン(サーバー)のIPアドレス
  • スキャンするポートの範囲(デフォルトではポート番号として使われる数字の全て(0番を除く))
  • 調査方法(主要サービスのポート番号のみチェック or 範囲内全てのポート番号をチェック)
を設定する必要があります。

このソフトは同時に30ポートを調べることで、ポートスキャンをそこそこ高速化していますが、それでもほとんど全てのポート番号(1番~65535番)をスキャンすると相当な時間がかかります。気長に待ちましょう。

注意点

ポートスキャンをかけるのは自分が管理しているサーバーだけにしましょう(ログを取っているサーバーにはアクセスが記録されます)。無闇矢鱈と他人が管理しているサーバーにポートスキャンをかけないように。

ちなみに、当方ではVMwareを利用して構築したCentOS7サーバーにポートスキャンをかけてみました。その結果、外部からの接続を受け付けるように設定したポートはきちんと検知してくれました。ひとまず外部からの接続を受け付けているかどうかの確認はきちんと出来たので良しとします。

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