WindowsでTCP/IPネットワークをモニタリングするソフト「TCP Monitor Plus」

ネットワークの通信速度を把握したり、どのソフトがどこと通信を行っているのかの情報を取り出したりするときなどに便利なソフト「TCP Monitor Plus」を紹介します。

もくじ

  • 「TCP Monitor Plus」の概要
  • インストール手順
  • 使い方

「TCP Monitor Plus」の概要

「TCP Monitor Plus」は、インターネットの通信量や通信速度を表示したり、あるIPアドレスで行われている通信を把握したり、セッションの把握・強制切断などを行うことが出来るTCP/IPネットワークモニターソフトです。PINGやWHOISなどのネットワークコマンドをGUIから使用する機能も搭載しています。

インストール手順


まずはTCP Monitor Plus – OGA’s Web Pageからソフトをダウンロードしてきましょう。ダウンロードしたら、ファイルを適当なフォルダに解凍しましょう。


「tcpmon.exe」をダブルクリックしてソフトを起動しましょう(後述する「IP監視モニター」を使用する場合は管理者権限で実行してください)。

使い方

トラフィックモニター


TCP Monitor Plusを起動すると、こんな感じの画面が表示されます。まずは画面赤枠で囲っているドロップダウンメニューから、現在使用しているネットワークアダプタを選択しましょう。表示内容については読めばだいたい分かるかと思いますが、一応ここでも一部を解説します。

  • 総送信量(送受信量)…モニター開始時からの累計送信量(受信量)を表示
  • 平均送信(受信)速度…単純に総送受信量をキャプチャ時間で割って算出した平均速度
  • 送信(受信)速度…その瞬間の通信速度
  • 送信(受信)平均…直近1.5秒間の瞬間送受信速度の平均


「トラフィックモニター」タブでマウスホイールを回転すると、トラフィックレポート(計測値の記録)が表示されます。トラフィックレポートでは

  • 瞬間送受信速度
  • 平均送受信速度
  • 1分毎の送受信量
  • 5分毎の(同)
  • 30分毎の(同)
  • 1時間毎の(同)
  • 1日毎の(同)
を表示することができます。また、マウスホイールをクリックすると、グラフの表示・非表示を切り替えることもできます。

IP監視モニター(要管理者権限)


「IP監視モニター」タブでは、指定したIPアドレスで行われている通信を把握することができます。通信で使用されているポート番号や相手のIPアドレス、通信しているプロセスなどの情報を取得できるので、なにかの役に立つ時があるかもしれません。


画面赤枠で囲ってあるところから設定を行い、「開始」ボタンを押せば通信の監視ができます。


「オプション設定」で、監視対象のポート番号などの設定を行うことができます。ポート番号は0-65535の範囲で指定します。実際に指定する場合は以下のルールに従いましょう。

  • 「ポート1」ではローカル側の監視対象ポート番号を、「ポート2」ではリモート側のそれを指定する
  • 入力時に使用できる文字(いずれも半角)は「0-9までの数字」「-」「,」「;」
  • 範囲指定時は「-」を使用し、複数指定する場合は「,」で区切る
  • 最後は「;」で終了(「;」のみの場合は全データを表示)
例 [VIM] #80番と443番を指定 80,443; #22番から587番、1024番から65535番を指定 22-587,1024-65535; [/VIM] ログファイルが必要な場合は、「ログファイル出力」で設定しましょう。

セッションモニター


「セッションモニター」タブでは、現在有効なセッションを把握したり、セッションを強制切断したりすることができます。

この他にも、PINGやWHOISなどのネットワークコマンドをGUIから使えたりするので便利です、

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