日本人はなぜ終業時間を守れないのか。始業時間を守る意識の6割を終業時間を守る方に向けていいんじゃないかと。
投稿日:2015年11月06日
最終更新日:
終業時間を守る意識がないから効率が上がらない(むしろ下がる)
- 時間は有限のリソース。人生が長くなっても、1日=24時間=1440分なのは変わらない。
- 終業時間を守れるように効率を上げれば時間をもっと有効に作って使うことができるはず。
- 終業時間を守らないのはもはや時代遅れも甚だしい。サービス残業はもってのほか。
- 終業時間までに仕事を終わらせることを意識すれば効率は上がる。会社側も終業時間までに終わる量の仕事を振って、高効率な人をきちんと評価するシステムを整備しなければならない。
日本人≠時間を守る民族
タイトルの式には違和感を持つ人もいるかもしれません。確かに日本の新幹線はすさまじい定時性を誇ります。仕事でも、「始業時間」はきちんと守っていると思います(むしろフライングしている?)。しかし、こと「終業時間」については全然守りません!時間を守る意識どこいった。最後で全部台無しだ。これはひどい
ゆえに「日本人≠時間を守る民族」の式が成立します。時間が有限のリソースである意識は持っているのでしょうか?いくら平均寿命が長くなっても、1日=24時間=1440分なのは変わりません。終業時間を守れるように工夫すればもっと楽しい人生を送れるのに、何故か守ろうとしない。
終業時間を守らない=時代遅れ
いまどき終業時間を守らないのは時代遅れだと思います。例えばドイツは相当な経済大国ですが、彼らの労働時間は日本人のそれよりも短いです。彼らは仕事の時間効率を上げ、ガッツリ休暇を取ります。それでちゃんと経済を回しているわけですから、時間効率を上げれば休暇たっぷりお金たっぷりは十分可能なのです。
これまでの日本企業は、社員が(サービス)残業することを前提に仕事を組んできていました。コレは今更否定のしようがない、直視しなければならない事実です。しかし、現代でそれは通用しません。休養がなければ効率アップ、ひいては最大の成果は望めません。人間は疲れたら休むのが自然です。残業前提で仕事を組むのは愚かなやり方としか言いようがありません。
現代は、グローバル化が進み、同時にワークライフバランスが叫ばれて久しいです。今後も経済を維持するためには、時間効率の改善は必要不可欠であり、そのためには、しっかり休暇をとってリフレッシュし、定時に終わるように仕事をする事が絶対に必要です。
高効率な働き方を評価せよ!
時給システムも、ある意味では時間効率の概念に逆行しています。仕事量が同じだと仮定したら、ダラダラ長時間かけるのが、給料をたくさんもらうためにはベスト、ということになります。明らかにおかしいです。仕事量が同じだとしたら、より短時間で効率良く終わらせた人こそもっと評価されるべき存在です。
効率良く終わらせて、追加のタスクを課すならば、その分給料は増やさなければなりません。仕事量は増えているわけですから。コレも当然のことであり、今までが理不尽で変なシステムだった、ということなのです。
ともあれ、時間効率を上昇させ、ガッツリ休暇をとってリフレッシュし、また元気に働く。終業時刻を守り、自分や家族の時間を大事にする。コレこそが、現代社会に求められる働き方だと思います。