Monacoinのペーパーウォレットを作成する手順
投稿日:2016年08月18日
最終更新日:
もくじ
- 必要なものリスト・下準備
- ペーパーウォレットの作成(1枚)
- ペーパーウォレットの作成(複数枚)
必要なものリスト
ペーパーウォレットの作成には、以下のものが必要になります。
- 保存するMonacoin
- ブラウザ(FirefoxやGoogleChromeなど)を実行できるPC
- プリンター
- ペーパーウォレット作成ツール
ペーパーウォレット作成ツールについては、GitHub – monax775/monaaddress.org_2: JavaScript Client-Side bitcoin Wallet Generatorからダウンロードしましょう。「Clone or download」をクリックした後、「Download ZIP」をクリックすれば、ツールをダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに展開しましょう。「monaaddress.org .html」という名前のファイルをダブルクリックして(ブラウザで開いて)、ペーパーウォレット作成作業を開始します。
ペーパーウォレットの作成(1枚)
「monaaddress.org .html」という名前のファイルをダブルクリックして(ブラウザで開いて)、出てきた画面上で適当にマウスを動かすと、こんな感じの画面になると思います。緑色の字で「SHARE」と書かれているところに表示されているQRコードとMから始まる英数字の文字列は、Monacoinのアドレスです。こちらは公開しても差し支えありません。
しかし、赤色の字で「SECRET」と書かれているところに表示されているQRコードと文字列は、ペーパーウォレットからMonacoinを引き出す際に使用する「秘密鍵」です。絶対に公開してはいけません(バレたらコインを勝手に使用される恐れあり)。
表示されたページを適当な紙に印刷すれば、これでペーパーウォレットは完成です(極論すれば、Monacoinアドレスと秘密鍵の文字列だけ適当な紙に正確に書き写せばペーパーウォレットになります)。ここで表示されているMonacoinアドレスにコインを送り込めば、送り込んだコインは安全に保管できます(秘密鍵を書いた紙は盗み見られたり焼かれたりしないように細心の注意を払って保管すること)。コインを使いたい場合は、別ページで解説する方法でコインを取り出す必要があります。
ペーパーウォレットの作成(複数枚)
先ほどの画面では、Monacoinアドレスと秘密鍵が1組しか生成されていませんでした。複数枚のペーパーウォレットにコインを分散保管したい場合や、他人にMonacoinを配布するのにペーパーウォレットを使用する場合は、同時に複数枚のペーパーウォレットを作成できる方法があるのでこちらを使うのも手です。
「Paper Wallet」タブに切り替え、「Addresses to generate」に生成するMonacoinアドレスと秘密鍵の数を入力しましょう。ここでは様々なオプションを使うことが出来ます。
- Style …ペーパーウォレットのスキンを選択できます(Style4,5はデフォルトでは白紙。カスタマイズ方法は後述)。
- BIP38 Encrypt? …このチェックボックスをオンにすれば、ペーパーウォレットの暗号化が出来ます(秘密鍵のインポートでコインを取り出す際に、暗号化に使ったパスフレーズが必要になります)。パスフレーズは「Passphrase」の欄に入力しましょう。パスフレーズは流出・忘却禁止です。
- Addresses per page …ペーパーウォレットを複数枚生成する際、1枚の紙にまとめる枚数を入力します。下の参考画像のように、ここで入力した数ごとにペーパーウォレット同士の間隔が空きます。
- Hide Art? …このチェックボックスをオンにすると、下の参考画像のように装飾が無くなり、Monacoinアドレス、秘密鍵の文字列とQRコードのみの簡素な表示になります。
「Addresses per page」の設定によってペーパーウォレット同士の間隔をあけている
「Hide Art?」のチェックボックスをオンにして簡素なデザインに
こんな感じで作成したペーパーウォレットを印刷し、金庫に入れてMonacoinを保管したり、1枚1枚切り離して他人にMonacoinを配るのに利用することも出来ます(その時はペーパーウォレットからMonacoinを取り出す方法の解説も必要か)。なお、ペーパーウォレットを作成する際は、できるだけ安全なPCで行いましょう。また、Monacoinが消失するようなことがあっても、当方では一切責任を取りませんし取れません。くれぐれもセキュリティには気をつけて。
参考サイト