Firefoxでマルチプロセス技術「Electrolysis」(e10s)が有効になっているかを確かめる手順

Firefox54(2017年6月リリース)以降のFirefoxでは、すべてのユーザーがマルチプロセス技術「Electrolysis」(e10s)を利用できるようになりました。しかし、この技術に非対応なアドオンがあるなどの理由で有効化されていない場合もあります。このページでは、Firefoxでマルチプロセス技術「Electrolysis」(e10s)が有効になっているかを確かめる手順を解説します。

もくじ

  • 「Electrolysis」(e10s)が有効か否かを確かめる
  • 「Electrolysis」(e10s)無効化の原因となっているアドオンを探す

「Electrolysis」(e10s)が有効か否かを確かめる


Firefoxを起動したら、アドレスバーに [VIM] about:support [/VIM] と入力してサポートページを開きましょう。「アプリケーション基本情報」の表中にある「マルチプロセスウィンドウ」の項目を確認してください。マルチプロセスに対応していないアドオンを使用しているなどの場合は無効化されてしまっているはずです。

「Electrolysis」(e10s)無効化の原因となっているアドオンを探す

「Add-on Compatibility Reporter」のインストール

アドオンのせいでFirefoxがマルチプロセスにならずPCのスペックを活かせない、だからマルチプロセス有効化の障害となるアドオンを除去してマルチプロセス化しよう…と思っても、どのアドオンがFirefoxのマルチプロセス化を妨げているのかを何の前情報もなしに見抜けと言うのは無理があろうと思われます。そこで、「Electrolysis」(e10s)無効化の原因となっているアドオンを探すためのアドオンAdd-on Compatibility Reporterを使います。


Add-on Compatibility Reporterの配布ページにアクセスし、「Firefoxへ追加」


「追加」を押し、Add-on Compatibility Reporterを追加しましょう。

「Add-on Compatibility Reporter」を使用して「Electrolysis」(e10s)無効化の原因となっているアドオンを見抜く

「Add-on Compatibility Reporter」を導入した後、アドレスバーに [VIM] about:addons [/VIM] と入力するなどしてアドオンマネージャーを開きましょう。


このように、マルチプロセスを無効化する原因となっているアドオンには「Not compatible with multiprocess.」というメッセージが表示されます。


マルチプロセスを無効化するアドオンを全て削除or無効化すれば、マルチプロセスが有効化されるはずです。

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