カテゴリ:労働・雇用関連
投稿日:2016年02月19日
最終更新日:
日本において、相手(特に部下や後輩など)を叱責するときの古典的なセリフに、「やる気がないなら帰れ」があります。しかし、このセリフが要求するのは、「帰れ」→「嫌です」→「駄目だ帰れ」→(中略)→「次はないからな!!!」という面倒くさい茶番だったりします。めんどくさすぎて反吐が出ます。
「やる気がないなら帰れ」?ブラック企業を生み出すセリフにしか思えない。相手を萎縮させても改善はされない。効率が落ちる。
- 「やる気がないなら帰れ」のセリフを放っても、相手は内心で「嗚呼またあの茶番かよ」としか思わない。やる気は失せ、「怒られないように何もしないでおこう」となってしまう。その結果、効率は落ちる。
- 怒られる方からしてみれば、怒ってる人が何を思っているかなんて知ったこっちゃない。「やる気がないなら帰れ」と言われれば、条件反射で「あの茶番をやらせたいんだな」と認識する。怒ってる人が怒りたいから怒ってるんだなとしか思わない。まずかったことを改善して欲しければ、まずかった点と改善策を示す必要がある。「やる気がないなら帰れ」のセリフには、まずかった点も改善策も込められていない。悪意100%。
- 昔はこのセリフでよかったのかもしれないが、時代が変われば適切な怒り方だって変わる。「やる気がないなら帰れ」のセリフは、現代では全く通用しないだろう。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2016年02月17日
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日本経済は相変わらず良いのか悪いのかさっぱり分かりませんが、経済に関する興味深いツイートを紹介したいと思います。
作るだけでは金が回らない。誰かが物やサービスを消費することで、お金が回りだす。
- 日本人は長時間勤務でひたすら労働・生産してきた部分もあるが、労働と生産だけでは、経済は回らない。作ったもの(あるいはサービス)を誰かが買うことで、はじめてお金が循環し、経済が支えられる。物やサービスがあっても、誰かが買わなきゃ意味が無い。
- 経済活動においては、生産と労働も確かに大事だが、それは生産物を誰かが消費しなければ成り立たない。余暇がなければ、物やサービスの消費もできないし、消費がなければ次の生産に移れず、お金が世間を回らなければ、景気は悪くなる。
- 「金は天下の回りもの」とはよく言ったもので、お金は経済の血液といえる。血液が体内を循環して人間の生命が維持されるように、お金が色々なところを循環することで、経済は維持され、成長する。そして、お金の循環を維持するためには、誰かが物やサービスを消費しなければならないし、そのためには余暇が必要だと思う。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2016年02月15日
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いよいよブラック部活問題は、部活顧問「ブラック過ぎ」 教員ら、改善求めネット署名:朝日新聞デジタルでも話題になる所まで来ました。私としては、文部科学省が、学校の部活動に規制をかける必要があると思っています。最終的には、学校と部活の完全分離が理想です。
教師生徒を部活に縛り付ける必要性は皆無!!教師生徒を部活から解放し、自由権を保障せよ!!
- そもそも部活動への加入を強制しているのが問題である。否応なしに地獄の部活動に放り込まれる。入る入らないの選択は完全に個人の自由なのに。自由権の侵害。
- 別に部活動でなくても、アルバイトや資格取得などでも様々なことを学べる。自由な環境ならば、様々なことにチャレンジする事ができる。部活動の強制は、他のことへチャレンジする機会を奪うことと同義である。
- 部活動の際限なき拡大は生徒と教師を地獄へ送り込むことになるので、部活動には規制をかける必要がある。最終的には学校と部活動を完全分離すべき。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2016年02月14日
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まず、介護職の給料なぜ安い 理解されにくい専門性 :日本経済新聞によると、介護員の平均月給は22万円程度とのこと。全産業平均で33万円弱であることを考えると、異様なまでの低さです。保育士も保育士で、保育士平成26年の給料&年収-年収ラボによると平均月収22万でこれはひどい。
子育てや介護を家族で担える時代は終わった
- 少子高齢化、核家族化が進み、共働きも増加。もはや家庭に子育てや介護の負担を丸投げするのは無理ゲー。子育てや介護は、各種サービスをフル活用して行うべきものになった(その結果、保育所や特別養護老人ホームが足りなくなった)。
- 子育ても介護も家庭の仕事だという人もいるが、それだと介護離職問題などがますます深刻化するし、子育ても介護も休みは絶対に必要だ。家庭内だけで全てを賄う発想は限界が来ている。
- 介護職や保育士の不足を解決する最大の特効薬は、やはり給料を増やすことではないだろうか。月給ベースで10万円増やせば、(休みもセットで増やせば)人は来るはずだ。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2016年02月13日
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あいも変わらず前時代的な長時間労働で、ワークライフバランスのわの字も見えない職場はまだまだ日本にはあると思います。しかし、何でも時間だけかければいいというものではありません。職場でもそうですし、学校でもそうです。非効率的な長時間練習をやっても誰も得しません。
労働時間は長けりゃいいってもんじゃない。むしろ効率化で短くできる方がいい。人間休まないと壊れてしまう。
- 労働基準法には週40時間・1日8時間労働が明記されている。残業はあくまでも緊急対処用なのではないか。余力を残しておかないとほんとうに緊急事態になった時にどうしようもなくなる。定時に無理なく終わらせることができるような仕事の組み立てが必要。
- 学校の部活も勉強も同じ。時間だけかけても中身が無いんじゃあ意味が無い。学校側が生徒の学習時間を統制する必要もなければ、月月火水木金金で非効率的な練習をする必要もない。
- きちんと休まないと体を壊してしまう。人間はメンテナンスフリーなつくりではない。ガッツリ休んでこそ最高の成果が出せるのだ。
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投稿者名:
Koguma
投稿日:2016年02月10日
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滅私奉公の思想が、サービス残業や定時に帰れない病、休む=怠けな思想を生み出しているのかもしれません。
仕事一辺倒だと体を壊す。プライベートをきちんと確保しないと、いい仕事はできない。
- キレイゴトぬきに言えば、働く目的は、生活費を稼ぐためになる。労働者は休みと給料を最大化したいし、(労働者を奴隷と捉えている)使用者は休みと給料を最小化して労働時間を最大化したい。使用者の暴走を止めるために労働基準法があり、労働者を保護している。
- 人間は、休みがあるから全力でいい仕事ができる。力を出したら休まなければならない。だが、滅私奉公の思想では、休むことを悪と捉えることがよくある。それでは休むに休めないし、体を壊して仕事ができなくなる。滅私奉公は、長期的に見ると効率が悪すぎる。
- プライベートが保証されているからこそ、きちんと仕事に取り組める。休むことは怠けじゃない。体と心に余裕をもたせ、いい仕事をするために必要な充電期間だ。
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投稿者名:
Koguma