カテゴリ:現代社会へ思うこと

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「会社が家を提供する」というのは、福利厚生に見えるが実際には労働者に対するものすごい拘束である。会社を辞めた(クビになった)瞬間に家を失うリスクが有るのだから。

投稿日:2016年10月03日
最終更新日:

会社の中には、社宅や社員寮などの形で、労働者に住居を現物支給している場合があります(家賃が給料から天引きされる場合もあり)。ただ、こうした社宅制度は福利厚生に見えますが、実際には労働者に対する拘束でもあるのです。

労働者が自分でアパート等の大家さんと直接契約し、家賃を会社が補助するならば、これは福利厚生といえる。だが、会社が住居を現物支給するのは、労働者に対する拘束である。社宅制度は表向きは福利厚生に見えるが、それなりに警戒が必要かもしれない。

  • 労働者が自分で大家さんと直接賃貸契約を締結した住居について、家賃について会社が補助金を出すならば、これは立派な福利厚生である。だが、社宅などの形で会社が住居を現物支給するのはいただけない(家賃を天引きしていても同じ)。会社を辞めた(クビになった)瞬間、家を追い出されてしまうおそれがあるから。
  • 社宅制度は、ある意味で住居を人質にとって(給料が安い)労働者を会社に縛り付けるシステムである。労働者は住居を維持するために、不利な条件を飲まされるおそれがある。表面だけ見ると福利厚生に見える社宅制度だが、労働基準法違反が横行している現在では、それなりに警戒しなければならない制度かもしれない。
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IMFにまで「賃金が低すぎる」と言われる日本の企業。賃金が上がらなければデフレ脱却など出来るわけがない。やはり最低賃金の大幅アップが必要だ。

投稿日:2016年10月02日
最終更新日:

未だに最低賃金が生活賃金となっていない日本ですが、IMFも日本の企業が賃金を抑えていることを懸念しているようです。賃金が上がらなければ使えるお金も増えませんから、デフレ脱却も出来ませんし景気も良くなりません。労働者の生活を守るためにも、最低賃金を大幅アップして日本全体の賃金水準を強制的に引き上げる必要があるのかもしれません。

企業が賃金をケチり続ける限り、労働者も財布の紐をきつく締めざるを得なくなる。最低賃金の大幅アップで日本全体の賃金水準を強制的に引き上げ、悪循環を脱出するのも一つの手か。

  • いくら企業が利益を上げようとも、それが労働者に還元されなければ労働者は財布の紐を緩めることが出来ず、生活水準も向上しない。これではデフレ脱却も出来ないし、労働者がお金を使えないからものも売れない。当然、企業も成長しない。給料が上がらなければ、経済成長などするわけがないのだ。
  • IMFに心配されるほど企業が賃金をケチる国が日本だが、確かに1社だけが賃上げしても経済全体への効果が僅かなのは事実だろう。多くの会社が一斉に賃上げし、労働者がみんなで一斉にお金を使えるようにならなければ本格的な景気回復効果は出ないかもしれない。ならば、最低賃金を大幅アップし、日本全体の賃金水準を強制的に引き上げるという手段もあるのではないか。労働基準法違反の徹底的な取り締まりと合わせて行えば、結構な効果があるはずだ。
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ついに部活問題は愛媛県八幡浜市議会に取り上げられた。部活問題解決を願う魂の叫びは議員にも届いた。部活問題解決を目指す動きは決して止まらない。少しずつだが確実に攻勢に転じている。

投稿日:2016年10月02日
最終更新日:

2016年9月12日、部活問題は市議会でも取り上げられました。部活問題解決を目指す動きは決して止まりません。自由を奪還するための反撃が始まるのです。

竹内秀明議員は部活問題のことを市議会で取り上げ、教育長に対して見事な質問をぶつけた。しかし教育長の回答はあまりにもお粗末なものであった。我々は断固として部活問題と戦い、解決を目指す。自由を取り戻すために。

  • 愛媛県八幡浜市の市議会議員である竹内秀明氏は議会にて部活問題のことを取り上げ、教育長に対して見事な質問をぶつけ、回答を要求した。教員に対する顧問強制案件、生徒に対する加入強制案件、そして極めつけは学校部活動を地域活動へと移行することについて。当ブログでも問題視している保内中学校のことにも触れている。もし私が八幡浜市民ならば、この一事をもって次の市議会選挙で竹内議員に清き一票を投じようと思う。
  • 問題は教育長の回答である。今問題点があるのはまだ仕方ないとしても、改善するプランらしきものがどこにも見当たらない。他の自治体に先駆けて部活問題解決に動き出せば立派な先進事例として紹介できるかもしれないが、今回の回答はことごとく我々を失望させ、部活問題の根深さを改めて示すものであった。
  • 教育長の回答はともかく、声を上げることで部活問題は市議会でも取り上げられる話題となった。私はは部活問題には決して屈しない。断固として戦い、自由を取り戻す。未来は変えることが出来る。
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会社は人を雇う限り、労働基準法などを守り、また雇った人をモンスタークレーマーなどの脅威からも守らなければならないだろう。社員は会社の奴隷でもお客様の奴隷でもない。

投稿日:2016年10月01日
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「お客様は神様です」というフレーズが曲解されていることが非常に多い現在、多くの接客担当者はモンスタークレーマーの脅威に晒されています。2016年9月には近鉄車掌飛び降り事件が起きましたが、やはり一線を越えたお客様(モンスタークレーマー)から社員を守るのは会社の務めであると考えます。労働法規の遵守は当然ですが、会社は社員をモンスタークレーマーなどの脅威から守るべきです。

会社が労働法規を遵守するのは当たり前だが、「お客様は神様です」のフレーズを曲解して接客担当者を苦しめるモンスタークレーマーの脅威から社員を守ることも必要ではないか。

  • 「お客様は神様です」のフレーズが曲解されることが非常に多い現在、このフレーズを振りかざして接客担当者の精神を破壊するモンスタークレーマーが後を絶たない。会社が労働法規を遵守するのは当然だが、社員をモンスタークレーマーの脅威から守ることも必要だと考える。社員は会社の奴隷でもなければお客様の奴隷でもないのだから。
  • フランス革命の時には王様も処刑された。地上における神の代理人とされた東ローマ帝国皇帝でさえ、マズイことをしたら処刑されている。神様といえども一線を越えてはいけないし、ましてやお客様は神ではない(同じ人間であるはずだ)。一線を越えたモンスタークレーマーなどには断固とした対応が必要。担当者がモンスタークレーマーなどの脅威から守られないようでは、どんなに高い給料を提示しても接客担当者になる人がいなくなるかもしれない。
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やることが増えても、安易に休みを削るのは愚行である。肉体的疲労を回復するためにも、精神の安定を保つためにも、休みは必要不可欠にして不可侵のものだ。

投稿日:2016年09月30日
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何らかの事情でやることが増え、時間内に処理できなくなった時、「休みを削ってなんとかしよう」と考える人がいます。しかし、安易に休みを削るのはトンデモナイ愚行であると考えます。

休みを削れば一時的に処理能力を高めることは出来るかもしれない。だが、長期的に見れば現場の人を消耗させ、効率を低下させてしまう。安易に休みを削ってはいけない。

  • 休みを削れば、確かにやることを処理する時間は増える。使える時間が増えれば、一時的に処理能力を高めることは出来るかもしれない。日本では未だに根強い「休み=怠け」の価値観が、人々を休日返上に駆り立てているのかもしれない。
  • だが、「休み=怠け」の等式は成り立たない。休みは肉体的疲労を回復し、また精神の安定を保つために必要不可欠だ。きちんとした休みがあるからこそ、仕事で大変なことがあっても耐えることが出来る。休みを削ってしまうと、肉体的疲労が蓄積し、精神的にも不安定になる。どんなに高い給料を支払っても、休みの完全な代替には成り得ない。
  • 結局のところ、休みの削減は目先の利益のみを追い求め、長期的な利益や現場の人の健康を損なう愚策でしかないのだ。休みの削減で過労死する人や精神疾患の患者を増やしてしまったら、余計なコストがかかるのは誰だって理解できる。コスト削減のためにも、安易な休みの削減は避けなければならない。きちんとした休みは必要不可欠にして不可侵のものだ。
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9月28日は世界狂犬病デー。日本はここまで半世紀以上にわたって狂犬病の発生を防いできた。そして、今後も狂犬病の発生を防がねばならない。ペットを飼うなら予防接種を確実に。

投稿日:2016年09月28日
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9月28日は、世界狂犬病デーです。狂犬病ワクチンを開発したルイ・パスツールの命日に因んでいます。日本ではすっかり存在感が薄くなってしまった狂犬病ですが、海外では未だ多くの国で発生しているようです。

狂犬病は過去の病ではない。日本では半世紀以上にわたって狂犬病の発生を防いできたが、この平和は先人たちの絶え間ない努力と数多の動物の犠牲の上にあるものだ。そして、今後も狂犬病の発生を防ぎ、平和を維持し続けなければならない。

  • 日本ではすっかり馴染みが薄くなった狂犬病だが、世界に目を向ければ、狂犬病は多くの国で発生している。狂犬病は一度発症したらほぼ確実に死の運命が待っている恐ろしい病気。病名に「犬」と付いているから人間にはかからないと思っている人ももしかしたらいるかもしれないが、狂犬病に感染した動物に噛まれれば、人間でも狂犬病ウイルスが感染し、発症する(狂犬病は全哺乳類に感染する)。
  • 「日本では長らく狂犬病が発生していないから予防接種なんて要らない」と言う人もいるが、日本が外国と貿易をする限り、常に狂犬病に感染した動物が上陸してくるリスクにさらされる。先人たちの絶え間ない努力と数多の動物の犠牲により、日本は半世紀以上にわたって狂犬病の発生を防ぎ、安寧を維持してきた。が、今日大丈夫だったからといって明日も大丈夫という保証はない。ペットを飼うならば、きちんと予防接種をしなければならない。
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