Windows7で、Windows10への無償アップグレードを抑止・先送りする方法

2015年7月29日以降、Windows7/8.1では、Windows Updateを介してWindows10がダウンロードされ、アップグレードを促すポップアップが表示されます。しかし、アップグレードはしばらく様子見したい人も多いと思うので、アップグレードを抑止・先送りする方法を解説します。参考リンク(日本マイクロソフト公式ブログ)システムの根幹部分に触れるので、十分注意して行いましょう。こちらの記事も、Windows10アップグレード回避関連の事を少し記載しています。

やり方

  • 更新プログラム「KB3065987」(Win7 SP1の場合・普通は適用済み)を適用する。
  • スタートメニューで「グループポリシー」で検索をかけ、「グループポリシーの編集」を開く(UAC画面が出たら、確認して続行する)。
  • 「ローカルコンピューターポリシー」→「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポネート」→「Windows Update」と辿って行き、「Turn off the upgrade to the latest version of Windows Update」をダブルクリック。
  • 値を「未構成」→「有効」に変更する。
  • この設定をレジストリエディターやコマンドプロンプトで行う方法もある(ページ下方で解説)。
詳細は以下

詳細解説


まずはスタートメニューから、「グループポリシー」で検索をかけます。「グループポリシーの編集」が出てくるはずなので、そちらを開いてください。UAC画面が出たら、確認して続行してください。


「ローカルコンピューターポリシー」→「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポネート」→「Windows Update」と辿って行き、「Turn off the upgrade to the latest version of Windows Update」をダブルクリックするか、右クリック→「編集」します。


値を「有効」に変更し、「適用」してください。これで完了です。

レジストリエディタで変更する方法

一応レジストリエディタを用いる方法も解説します。こちらもシステムの根幹に触れるので、気をつけてください。失敗すると、最悪PCが起動しなくなります。


Win+Rキーでファイル名を指定して実行を呼び出し、「regedit」と打ち込み、実行します。例によってUAC画面が出ますが、確認して続行してください。


頑張って HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows まで辿り着いたら、


Windows のところで右クリック→「新規」→「キー」でキーを作成します。キー名は WindowsUpdate です。


無事に WindowsUpdate のキーを作成し終わったら、このキーを選択した状態で右側の画面を右クリック→「新規」→「DWORD(32ビット)値」で新しい値を作成します。値名は DisableOSUpgrade になります。


DisableOSUpgrade の値を作成し終えたら、ダブルクリックまたは右クリック→「修正」


値のデータを「1」に修正しましょう。

コマンドプロンプトを使う

こんな長ったらしい手順やってらんねー!って人はコマンドプロンプトを使うのもありです。


スタートメニューから、「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」してください。例によってUACが出ますが、確認の上続行してください。

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v “DisableOSUpgrade” /t REG_DWORD /d 00000001 /f ←このコマンドをまるまるコピペして、コマンドプロンプトで実行してください(コマンドプロンプト上で右クリック→貼り付け)。


こんな画面になれば成功です。

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