小型特殊免許を取得しました 後編

私事ですが、当ブログの管理人は2018年8月某日に「小型特殊免許」を取得しました。以下は小型特殊免許取得の体験記となります。

もくじ

  • 小型特殊免許とは?…前編にて
  • 小型特殊免許取得に必要なもの…前編にて
  • 免許取得の手順(学科試験まで)
  • 免許取得の手順(合格発表後)

免許取得の手順(学科試験まで)

ここからは、実際に私が小型特殊免許を取得した1日の流れを書いていきます。

※茨城県警察運転免許センターでは、原則として火曜日・水曜日・木曜日に原付・小特免許の学科試験を行っており、合格したらその日のうちに免許証をゲットできます(原付の場合は原付講習を事前に済ませておけば即日交付)。受験手続きは午前9時から午前10時までとなります。また、後述しますがだいたい16時位まで免許センターに滞在することになります。

茨城県警察運転免許センターで受験申し込み

私は茨城県在住なので(2018年地点)、茨城県警察運転免許センターに行きました。免許センターは駅から離れているので、水戸駅北口の3番乗り場からバス(関東鉄道バス 運転免許センター行)に乗ります。運賃は片道470円でした。


だいたい9時位に免許センターに到着しました。センターに入ったら、「申請書」「受験票(原付用)」「質問票」の3点セットを貰い、必要事項を埋めていきます。小特免許にオートマ限定なるオプションはないので、AT・MTを選択する欄では「MT」を選択しましょう。受験料は収入証紙で支払うことになるので、免許センター内にある収入証紙販売所で1500円分(受験料が変わった場合は変更後の金額)の収入証紙を買いましょう。

必要事項の記入が終わったら窓口で書類を提出することになりますが、このとき「自分は小特免許を取ろうとしている」ことを決して忘れないでください。私が受験したときは、窓口の人が受験票に赤ペンで「小特」の文字を書き加えてくれました。

窓口を無事に通過したら、試験室に向かいましょう。


私が受験したときは、試験室内にきちんと小特免許の受験者用に机が1列並んでいました。また、筆記用具(鉛筆・消しゴム)は免許センター側から貸し出されるものを利用するようになっていました(受験者の私物は使わない)。

いざ試験

試験室に入ったら、諸注意の後に問題が配布されます。私が受験したときは、10時45分頃に試験が開始されました。小特免許の試験は30分で終わるので、11時15分頃に終了しました。問題と回答が回収されたら試験室から撤収し、合格発表を待つことになります。

試験で出てくる問題は、原付免許のテスト勉強でだいたいは対応できるものでした。しかし、時々小型特殊自動車に関する問題が出現するので、小型特殊自動車に関する知識もある程度入れておいたほうが良いでしょう。

私が覚えている範囲では、以下のような感じの問題が出ました(問題文は正確なものではありません)。

  1. 小型特殊自動車の最高速度は、原付と同様の30km/hである。
  2. 小型特殊自動車で交差点を左折するとき、周囲に車や人の気配がなければ、合図をしなくてもよい。

問題の答えは、おそらく以下のとおりです。
答え…2問ともバツ

  1. 小型特殊自動車の最高速度は15km/hです。
  2. 周囲に車や人の気配がなくても、合図は必要です。

免許取得の手順(合格発表後)

合格発表、そして適性試験

11時35分頃、免許センター1階で小特と原付の合格発表が行われました。私は合格したので、速攻で試験室に戻ってこのあとの流れの説明を受けました。そして、適性試験を受けました。適性試験では、以下の能力を測定します。

  • 聴力
  • 色彩識別能力
  • 視力
  • 運動能力

色彩識別能力の検査では、赤・青・黄色(信号機の色)を識別できるかをチェックされます。私が受験したときは、係の人が信号機の形をした紙を持って受験者の座席を巡回し、受験者は係の人が指さした色を口頭で答えるという形式で行われました。この検査をクリアすれば、聴力も問題無しと判定されるようです。

視力は視力計で検査されました。両眼で0.5あればクリアです(コンタクトレンズを使用している場合は係の人に申告しましょう)。運動能力については特に検査されませんでした。検査中の動作をきちんとできればOKということでしょう。

昼休憩

適性試験が終わったら昼休憩に入ります。私が受験したときは12時前に適性試験が終了し、13時半まで休憩でした。そろそろ腹が減る頃合いなので、ここで昼ごはんを食べることにしましょう。


免許センターの前には定食屋があったので、私はここで昼ごはんを食べました。。私が食べたのはロース焼肉定食(970円)です。なお、免許センター近辺にはコンビニもあります。

免許に記載する情報の確認、そして交通安全協会登場

13時半に試験室に戻ったら、免許に記載する情報の確認をさせられました。記載する情報が正しいかどうかをチェックするという重要な行程です。渡された紙には取得済みの免許と今回取得した免許の種類(私の場合は小特のみ)も記載されていましたが、ここで「フルビット免許証」の由来を確認することができました。


紙には免許の種類と数字(0または1)が書かれていました。取得済み&新しく取得した種類には「1」が、未取得の種類には「0」が書かれており、私の場合は小特がはじめての運転免許だったので小特の欄だけ「1」が書かれていました。全種類の免許を取ると数字の列がすべて「1」で埋められる(=いわゆる「フルビット」となる)わけです。

免許に記載する情報の確認が済んだら、交通安全協会の人が現れてなにか話をしていきました。その後に会費徴収(1500円)が行われ、会費を払った人はなにかアイテムを貰っていました。14時35分頃に話と会費徴収が終わり、10分間休憩しました。この休憩が終わったら免許用の顔写真を撮るので、写真をいい感じにしたい人は休憩時間中に頑張ってください。

写真撮影、そして免許交付

14時45分頃に休憩が終了したら、写真撮影です。ここで免許用の顔写真を撮ります。写真撮影自体はスムーズに終わり(最後の人が写真を撮り終えたのは15時10分頃か)、免許交付までの待ち時間中に「初心運転者期間制度」の説明が行われました。

そして、15時20分頃に免許が交付されました。


個人情報の塊なので黒塗り部分は多いですが、免許証はこんな感じです。有効期限は年号表記なので、まず来ないであろう「平成32年」まで使える免許ですね(もちろん2020年には有効期限を迎えるので要更新)。こうして私は「顔写真付きの身分証明書」という重要なアイテムをゲットしました。

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