CentOS6でcronを使いはじめる メモ
投稿日:2015年09月22日
最終更新日:
目次
- インストール
- コマンドの書き方
- 使ってみる
インストール
まずはcronが入っているかどうか確かめましょう。 [VIM] rpm -qa | grep cron #こんな感じの表示が出れば大丈夫 cronie-noanacron-1.4.4-15.el6.x86_64 cronie-1.4.4-15.el6.x86_64 crontabs-1.10-33.el6.noarch #インストールされていない場合はこのコマンドでインストール sudo yum install vixie-cron #cronのサービスが実行されているかチェック sudo chkconfig –list crond #こんな感じなら大丈夫 crond 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off #crondを起動 sudo service crond start [/VIM]使用ユーザーの制限
cronは、デフォルトでは全ユーザーが使用可能ですが、制限をかけることも可能です。
- /etc/cron.allow ファイルを作成すれば、そこに記述されたユーザーのみがcronを使用できる。
- /etc/cron.deny ファイルを作成すれば、そこに記述されていないユーザーがcronを使用できる。
コマンドの書き方
インストールが完了したら、コマンドのセットに移ります。ユーザーごとのcronファイルは、/var/spool/cron/ユーザー名 にあります。というわけで、 [VIM] sudo chmod 711 /var/spool/cron #root以外のユーザーが/var/spool/cron内を操作できるようにする sudo vim /var/spool/cron/ユーザー名 #ユーザー名は各自のものに合わせる(このファイルに記述されたcron設定はファイル所有者の権限で実行される) sudo chown ユーザー名:ユーザー名 /var/spool/cron/ユーザー名 #ファイル所有者を編集したユーザーに [/VIM] cronの設定の書き方は、- 環境変数は 環境変数名 = 値
- 実行したいコマンドは 分(0~59) 時(0~23) 日(1~31) 月(1~12 or jan~dec) 曜日(0~7(0,7は日曜) or sun~sat) コマンド の順に書く
- 0,20,40 …分の指定でこれを行うと、20分に一度処理が行われます。
- 1-15 …日の指定でこれを行うと、1日~15日に処理が行われます。
- 1,5,11-13 …時の指定でこれを行うと、1時、5時、11時、12時、13時に処理が行われます。
- 4-22/3 …時の指定でこれを行うと、4時、7時、10時、13時、16時、19時、22時に処理が行われます。「/」の後ろで指定した間隔で処理が行われます。
環境変数は、とりあえずMAILTOだけ設定しておきましょう。 [VIM] MAILTO = ユーザー名 #↓cronの実行結果通知メールを止める設定 MAILTO = “” [/VIM]
設定を書き換えたら、最後に [VIM] sudo service crond restart [/VIM] でcronを再起動しましょう。