会社と社員は所詮は他人。労働契約は順守しないといけないし、契約内容に違反するからブラック企業と呼ばれてしまう。
投稿日:2015年10月16日
最終更新日:
現代の常識。サービス残業=契約違反=ブラック企業
- サービス残業は、直訳すると「タダ働き」。社員の自由を不当に拘束するもの。契約アンド法律違反のアンチシナジー。
- 残業させるなら契約したとおりに(あと労働基準法のとおりに)残業代を出せ!ワークライフバランスを無視した長時間労働をさせる地点でどうかと思うが。
- サービス残業をさせる会社は若者に嫌われる。その地点でもう未来はない。ブラック企業の烙印を押されるから。
日本の謎習慣。定時始業はするのに定時終業はしない。
なんで日本人は定時に仕事を始めることはできても定時に帰宅することができないのでしょうか。ワークライフバランスが叫ばれて久しいですが、いまだに定時帰宅ができない民族です。定時始業は恐ろしいほどにできます。しかし、それならば何故時間を守る意識を終業の方に向けないのか。不思議で不思議でなりませんが、古い害悪な習慣から抜け出せていないことの証左なのかもしれません。
ちゃんと新人を採用したいならば、まずはサービス残業の根絶と定時帰宅の意識付けから始めればいいと思います。まずは役職が上のものが「定時に帰るように」と部下たちに宣言して、ちゃんと自身も定時に帰宅すればいいんです。え?残業すること前提で仕事が割り振られる?…だったら割り振りそのものを、残業無しで仕事が終わるものにするべきです。
そして、仕事を早く終えることのデキる人に正当な評価を下すべきです。早く終えたから追加。そんなことをするから日本人の仕事の効率はいつまでたっても上がらないんです。早く終えることができたら後は休暇にする!それか仕事を追加するなら賃金もセットで追加!そうすればみんなガンガン効率を上げるはずですよ。これで無駄残業を一掃できるはずですよ!
労働基準法と労働契約を守らない企業は滅亡しかない。
結局のところ、会社と社員は他人同士なんですよ。労使が同じ価値観を共有し、サービス残業・休日返上・長時間労働の三拍子ができた時代はもうとっくの昔に終わっています。高度経済成長の頃は、会社が社員とその家族の生活を守ることができたはずです。ちゃんと生活が保証されたいたからこそ、先ほどの三拍子をやっても大して文句は出なかったわけです。
しかし、現代は会社が社員の生活を一生保証するのは夢物語です。不景気になればリストラ。リストラはせずとも給料はカット。生活保障なんて有りはしません。副業禁止ルールも過去の遺物です。害悪です。会社勤めだけで生活が成り立つかといえば微妙なんですから、さっさと副業容認にしましょう。現代でサービス残業と副業禁止のコンボをかましたら、ブラック企業の烙印を押されますよ。
ともあれ言いたいことは「ちゃんと契約と法律を守ろう」これだけです。サービス残業は契約違反にして法律違反。会社上層部から非正規雇用の方々まで、しっかり認識しなければならないと思います。