カテゴリ:労働・雇用関連

教員の「超勤4項目」とはなんぞや?でもこれを知らないと教員の残業問題は語れないかも!?

投稿日:2016年03月07日
最終更新日:

部活問題その他教員の労働時間に関する問題について調べていると、「超勤4項目」という用語が出てきます。「超勤4項目」とは、一体どのようなものなのでしょうか?

教員の場合、「超勤4項目」に定められている項目以外のことで時間外勤務(残業)を命じることはできない!?

  • 中央教育審議会 初等中等教育分科会 教職員給与の在り方に関するワーキンググループ(第8回)議事録・配付資料 [資料5]-文部科学省によると、教員については「超勤4項目」以外のことで時間外勤務を命じることはできないのだそう。
  • 公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法(給特法)」では、「教育職員については、時間外勤務手当及び休日勤務手当は、支給しない。(給特法第3条第2項)」と定められており、その代わりに「教職調整額」(教員の給料の4%を追加支給)と時間外労働の規制(「超勤4項目」以外で時間外労働を命じることはできない)を行っている。謎のシステムだ。残業代の計算がめんどくさくなったのだろうか?
  • 「超勤4項目」は、「生徒の実習関連業務・学校行事関連業務・職員会議・災害等での緊急措置など」と定められている。「部活動顧問」はここに含まれていないため、部活動顧問業務で残業や休日出勤を命じることは不可能である。
  • 現行制度では、「超勤4項目」以外の教員の時間外労働は全て「教員の自発的行為」として整理されているらしいが、いくらなんでもそれはおかしいと思われる。国は学校をブラック企業構成員養成機関にしようとしているのか?
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日本の部活動はこれまで教師の無賃労働で支えられてきたと言えるが、部活動文化は終わるべき時期だ。いくらなんでも無賃労働を強制するのはおかしい。

投稿日:2016年03月06日
最終更新日:

タイトルで「部活動文化」と言いましたが、明らかに労働基準法違反なものを「文化」と言って良いものかどうかは疑問が残ります。部活動システムを完全廃止し、完全任意参加の地域スポーツや地域文化活動、クラブチーム等に移行するor活動そのものを廃止することを検討しなければならない時が来ています。

教師の無賃労働と生徒に対する加入強制で維持される部活動はもう要らない!!

  • 教師は部活の顧問をしても、残業代が出ない。どこからどう見ても労働基準法違反。本来ならとっくの昔に学校へ労働基準監督署の査察が入っていなければおかしい。もしかしたら、このような教師のブラック労働を生徒に見せつけ、ブラック企業で働く使い捨て労働者を製造しているのかもしれない。一億総ブラック企業。一億総労働基準法違反な環境。
  • 生徒も学校側が部活加入を強制してくれば、内申書などのこともあるため、不本意な部活加入を余儀なくされる。不本意部活で無為な時間を過ごすか、(居場所がなくなるリスクを覚悟で)幽霊部員になるかの不利な二択を迫られるか、「休む」という選択肢を排除されて部活で気力体力ともに消耗するか。ブラック部活だ。
  • 教師生徒双方(とその家庭)に多大なる犠牲を押し付けてまで部活動システムを維持する意味があるだろうか?いいや決して意味はない!!!部活動は学校から切り離して、地域活動かクラブチームなどとして再編しなければならない。
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もういっそのこと、学校の部活を全廃し、学校とは別立ての組織に再編したほうが良いかもしれない

投稿日:2016年03月04日
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部活問題を解決するためには、もう既存のシステムを切り捨て、全く新しい別のシステムに移行するのが一つの手なのかもしれません。。。

ブラック部活問題を一掃する特効薬は、「学校の部活を全廃&学校とは別の組織に再編」だ!!

  • 部活と学校が繋がっている限り、学校側の圧力で生徒や教師が部活動を強制的にやらされたり、内申書を楯に生徒を部活動に縛り付けたりといった惨劇が発生する可能性はある。もうここまできたら、学校と部活動を強制的に切り離した上で、部活動を一旦全廃し、学校とは無関係の組織に組み直すという選択肢は十分有り得る。。生徒や教師が当然行使できる「部活動に参加しない権利」を全国津々浦々の学校で完璧に保護できるようにしなければならない。
  • 部活動の加入強制によって、日本の学校は拷問監獄と化してしまっている。やりたくもない部活をやらされ、語るのもおぞましい地獄を味わうことになるのだから(例:「お前は〇〇部にとって迷惑だ」と言われ、「じゃあ退部したい」と言えば「退部は認めない」と返される。関連イラスト)。こんなのは伝統とも文化とも言えない。部活という名の奴隷的苦役だ。
  • 部活動を学校から切り離し(全廃し)てから、完全任意参加・全年齢参加OKの地域活動(あるいはクラブチームなど)に再編してしまえばいい。そうすれば、文化系の活動でもスポーツ系の活動でも、学校という枠にとらわれずに活動できるようになる。新設も廃止も自由自在。加入も脱退も個人の自由を尊重。やりたい人だけがやりたいことをすればいいと思う。
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「部活顧問はブラック労働」という意見に対する元中学校長の見解がひどすぎる件について。教師の仕事は部活の指導じゃない。授業を教えるのが本来の仕事だ。

投稿日:2016年02月29日
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日本の学校の部活動は、これまで生徒教師の双方(とそれぞれの家庭)に多大なる犠牲を強いた上で成り立ってきました。そのために、部活問題 対策プロジェクトが立ち上がり、部活問題を解決しようと動き出しています。しかし、ネットで話題「部活顧問はブラック労働」 元中学校長の見解│NEWSポストセブンに掲載されている東海地方の元公立中学校校長や野々村直通氏の見解があまりにもひどすぎて反吐が出るので、私なりの反論をここに記します。

部活は教員の仕事ではない!!「情熱がある=残業や休日出勤もこなす・長時間勤務」の理屈も違う!!

  • 「部活顧問が忙しいから家庭崩壊」は確実にあり得る。平日も休日も部活動となれば、その教師は家庭にいないも同然。部活シングルマザー(ファザー)、部活孤児が出てくる。よくもまあ「部活顧問で家庭崩壊はおかしい」という趣旨の発言ができるものだ。
  • とある新任教師の「部活採用でもないのになぜ顧問をしなければならないのか」という発言は正しい。全くそのとおりでございます。部活動の顧問は本来の仕事ではない(から給料も出ない)。教師の本来の仕事は授業を教えることだ。部活動顧問の強制は、無賃労働の強制であり、どこからどう見ても完璧な労働基準法違反(ブラック企業)。
  • 「かつては部活動を熱心にやった人が教員になったから、部活の指導も仕事のうちと考える教員が多かった」という理屈もおかしい。仕事のうちなら給料がきちんと出るはずだし、休みだってきちんと取れるはずだ。4週間で4日の休みがなければ労働基準法違反である。それに部活動の指導は正式な仕事でもない。
  • 記事の最後に「生徒と向き合う情熱のない教師には「師」たる資格はないのではないか。」というフレーズがあるが、「残業や休日出勤をしない(部活の顧問をしない)=労働基準法を遵守している=情熱がない」とでも言いたいのだろうか。記事を読む限りではそのように取れる。無茶苦茶だ。労働基準法を遵守することの何が悪いというのか。残業しない人には情熱がないというトンデモな理屈が認められてはいけない。
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「いつでも限界ギリギリ出力での運転」はできない。余力は緊急対処のために残しておくべきものだ。

投稿日:2016年02月28日
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日本では通常業務を残業で処理させることもありますが、これはおかしいと思います。本来は労働基準法にある「週40時間労働」を守らなければならないのです。

瞬間最大出力と常用出力は違う。瞬間最大出力でずっと運転できるわけがない!!

  • 50メートル競走を全力で駆け抜けるスピードは瞬間最大出力。だがそのペースで42.195キロフルマラソンを走破できるわけじゃない。仕事だって同じだ。
  • 労働基準法は労働者の権利を守るために存在する。労働基準法総則にも、「ここで定めているのは最低条件であるから、労働関係当事者は労働条件を向上させるように努めなければならない。労働条件を悪化させるなどもってのほか。」みたいな感じのことが書いてある。
  • 長時間労働は過去の悪習。短時間で高い成果を出せばそれでいいではないか。人間休まないと働き続けることはできない。休養は大事である!!
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なぜ日本人は休みやプライベートを軽視するのか。休みがないと人間まともに動くこともままならないのに。

投稿日:2016年02月27日
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常々疑問に思います。日本人はなぜこうもプライベートを軽視し、プライベート重視を悪と捉える空気をも作り出してしまったのか。

休むことは人として必要不可欠なことだ。プライベート重視を悪と捉えることは、人として必要不可欠な食事をも悪と捉えることである。

  • 誰だって動けば疲れる。オリンピック選手だって、運動すれば疲れる。疲れたまま無理やり何かすれば、ミスをしたり、怪我や病気になったり、ろくなことがない。だから人間は休みを取る。休むことで体力を回復させ、精神力も回復させて、次の仕事に備える。休むことは、人として必要不可欠なことである。
  • 日本人はなぜだか「休むこと=悪」のひどい等式を頭のなかに刷り込まれる場合がある。しかし実際には真逆。「休むこと=善」である。体調が悪いのに無理して事故を起こすくらいなら、1日休んだほうがよっぽどいい。どうして休むことがいけないこととされるのか、理解に苦しむ。
  • プライベートを充実させることは、精神力の回復に寄与する。人間は休むことで力を蓄え、その力をもって仕事にかかる。休むことを悪と捉えることは、ある意味で食事を悪と捉えることになってしまう。休むことはある種の燃料補給なのだから。1滴のガソリンも給油せずに走り続けることができるガソリン車などあるはずがない。人間だって一緒だ。休んで力を蓄えなければ、仕事に割けるエネルギーが無くなる。
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