カテゴリ:その他

ISIL(ISIS)は「イスラム国」と呼ばれることが多々あるが、何もイスラム教徒の全員があんな過激なテロを行うわけではない。一部の過激派が悪目立ちしているだけだ。

投稿日:2016年10月06日
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2016年も残り4分の1程度になってきましたが、世界では相変わらずテロが発生していますし、ISILの脅威も未だ残っています。さて、日本では馴染みが薄いイスラム教ですが、何もイスラム教徒の全員がISILみたくテロを行うわけではありません。大多数のイスラム教徒は善良な一般市民です。ただ、一部の過激派があまりにも悪目立ちしすぎているのです。

一部の人の悪行のせいで、その人が属する集団全体が悪く見られてしまう現象は残念ながらよくあることだ。だが、他者への理解を深める事で、回避できる悲劇もあるかもしれない。

  • 例えば学校などで、一部のアホ野郎が悪行をやらかしたせいで学校(クラス・学年)全体のイメージがダウンし、その他大勢の善良な人たちが巻き添えを食らう…などのように、一部の人の悪行のせいで集団全体が悪く見られてしまう現象は、残念ながらよくあることである。だが、よくあることだからといって、偏見や風評被害などを放置してもよいわけではない。
  • 最近は「イスラム国」とも呼ばれるISIL(ISIS)や、一部のイスラム過激派(タリバンなど)などがテロを引き起こして悪目立ちしているが、大多数のイスラム教徒は善良な一般市民である。一部の人の行いを見て、集団全体を差別したり偏見を持ったりすることはおかしい。自分がよく知らないものには恐怖を抱きやすい面もあるが、正しい知識を身につけ理解することで、回避できる悲劇もあるのかもしれない。
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目先の利益を重視しなければならないこともあるかもしれない。だが、それだけでは素晴らしい成果を出すことは難しいのではないか。研究には自由と長期的な視点が必要だと思う。

投稿日:2016年10月05日
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東京工業大学の大隅良典名誉教授がノーベル医学・生理学賞を受賞することが決定したことは、ご存じの方も多いかと思います。さて、大隅良典名誉教授は応用研究が重視されがちな現状を憂いているそうです。

目先のわかりやすい成果や利益を追求する必要もあるかもしれない。だが、自由な発想とそれを妨げない環境、そして長期的な視点を失った時、進歩は止まってしまうかもしれない。

  • 研究開発の世界においては、目先のわかりやすい成果を素早く出し、利益に繋げなければならないこともあるかもしれない。だがそればかりでは、いずれ利益を出すタネが無くなってしまうのではないか。応用研究を行うためには土台となるものが必要であり、土台となるものを作るのは基礎研究ではなかろうか。
  • 基礎研究は一見役に立たないとされてしまうこともあるようだ。確かに研究したからといってすぐに役に立つわけではないかもしれない。だが、研究成果はいつか役に立つ日が来るかもしれない。整数論もかつては「役に立たない」と言われたが、今やコンピューター関係(暗号など)で大いに役立つものとなった。
  • 基礎研究は短期的には「役に立たない」とされるかもしれないが、長期的視点で考えれば、誰かが基礎研究をしなければ応用研究の土台が無くなる。自由な発想を最大限に活かし、(すぐには役に立たなそうなことでも)様々なことを研究すれば、その成果は未来の人類が活用できる。基礎研究は、未来の人類のために行うものなのかもしれない。
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9月28日は世界狂犬病デー。日本はここまで半世紀以上にわたって狂犬病の発生を防いできた。そして、今後も狂犬病の発生を防がねばならない。ペットを飼うなら予防接種を確実に。

投稿日:2016年09月28日
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9月28日は、世界狂犬病デーです。狂犬病ワクチンを開発したルイ・パスツールの命日に因んでいます。日本ではすっかり存在感が薄くなってしまった狂犬病ですが、海外では未だ多くの国で発生しているようです。

狂犬病は過去の病ではない。日本では半世紀以上にわたって狂犬病の発生を防いできたが、この平和は先人たちの絶え間ない努力と数多の動物の犠牲の上にあるものだ。そして、今後も狂犬病の発生を防ぎ、平和を維持し続けなければならない。

  • 日本ではすっかり馴染みが薄くなった狂犬病だが、世界に目を向ければ、狂犬病は多くの国で発生している。狂犬病は一度発症したらほぼ確実に死の運命が待っている恐ろしい病気。病名に「犬」と付いているから人間にはかからないと思っている人ももしかしたらいるかもしれないが、狂犬病に感染した動物に噛まれれば、人間でも狂犬病ウイルスが感染し、発症する(狂犬病は全哺乳類に感染する)。
  • 「日本では長らく狂犬病が発生していないから予防接種なんて要らない」と言う人もいるが、日本が外国と貿易をする限り、常に狂犬病に感染した動物が上陸してくるリスクにさらされる。先人たちの絶え間ない努力と数多の動物の犠牲により、日本は半世紀以上にわたって狂犬病の発生を防ぎ、安寧を維持してきた。が、今日大丈夫だったからといって明日も大丈夫という保証はない。ペットを飼うならば、きちんと予防接種をしなければならない。
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将来的には新エネルギーによって日本の電力需要を賄うべきかもしれないが、やはり原子力発電も必要だと思う。理想を掲げる必要はあるが、理想だけでは飯は食えない。

投稿日:2016年09月27日
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2011年に福島第一原子力発電所で大事故が発生して以来、日本では原子力発電に対する風当たりが非常に強いものになっていると思います。しかし、原子力発電で賄ってきた電力を別の手段で調達するのは困難を伴いますし、節電にも限界があります。少なくとももうしばらくは、原子力発電によって電力を供給する必要があるのではないかと思います。

化石燃料はいずれ枯渇するし、新エネルギーによる電力の大量供給体制は未だ確立されていない。やはり、原子力発電所は必要だと思う。

  • 現在は日本の電力供給を火力発電が支えている。しかし、化石燃料はいずれ枯渇してしまう。化石燃料(と原子力)を代替すべく新エネルギー(太陽光や風力、地熱などなど)による電力供給の道が模索されているが、未だ化石燃料と原子力を代替できるところまでは到達していない。電力不足は日常生活を不便にし、労働環境を悪化させ、産業の発展を妨げる。少なくとも当面は原子力が必要だと思う。
  • 理想を掲げなければ進歩はないが、理想だけ見て現実を無視するわけにもいかない。停電を回避するために様々な無理が生じ、それは様々な人の生活を容赦なく破壊していく。無理できるのは一瞬だけだ。勿論原発に安全対策を施す必要はあるが、原発の稼働によってそれなりに余裕のある電力供給を確保する必要はあると思う。
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衣食住とは言うけれど、まず住まいがなければどうにもならない。低所得者向けの家賃補助制度を本格的に創設すべきでは?

投稿日:2016年09月22日
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生活する上で衣食住は大変重要です。この中でも、住(きちんとした住まい)がなければホームレスに陥り、就職活動にも差し支えることになり、衣食の確保も困難になります。誰もがきちんとした住まいを確保できるように、国が先頭に立って低所得者向けの家賃補助制度を創設すべきではないでしょうか。

就職して自立した生活を営むためには、まずきちんとした住居を確保する必要がある。自治体の財政力に関係なく必要な人に支援が行き届くよう、国による社会保障の一環として低所得者向けの家賃補助制度が必要なのでは?

  • きちんとした住まいがなければ、住所を履歴書に書くことも出来ず、就職活動に差し支える。これでは自立した生活など夢のまた夢だ。住まいを確保できなければ仕事もできず、賃金を得られない。社会保障の一環として、低所得者向けの家賃補助制度があっても良いのではないか?
  • 家賃補助制度は極論すれば「家賃だけは面倒見るが後は知らん」という制度だから、受給基準については生活保護よりも緩くしておくべき。また、自治体の財政力に関係なく必要な人に支援が行き届くよう、家賃補助制度に必要な経費は全額を国が負担するようにしなければならない。少しの支援で自立できる人がいるなら、少しの支援を行うべきだ。
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「ネット利用者も受信料を払え」という方針は流石に横暴すぎるのではないか。ユーザーにNHKを視聴するorしないの選択権を与え、視聴する人のみが受信料を払うシステムならまだ理解できるのだが。

投稿日:2016年09月17日
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NHK受信料「ネット配信でもいただく必要がある」 経営委員長が言及 このニュースによると、NHKは将来的にネット配信でも受信料を徴収したいようです。「番組を見る人だけが払う」というのであればまだ理解できますが、現在の受信料システムから考えると、NHKが「ネット利用者は皆受信料を払え」と言い出すこともありえないとは言い切れません。

「番組視聴者だけが受信料を払う」ならばまだ理解できるが、現在のNHK受信料システムは「テレビを設置したら皆受信料を払え」というものである。これをそのままインターネットに当てはめ、ネット利用者の全員から受信料を徴収するようなことがあってはならない。

  • 「番組視聴者だけが受信料を払う」ならばまだ理解できる。番組を作るにはそれなりのカネがかかるから、視聴者からカネを取るシステムはアリだ。だが、NHKはテレビの受信料に関して、「テレビを設置したら(NHKを見ない人でも)受信料を払え」というシステムをとっている。ワンセグ(スマホ等)からも受信料を取ろうとして裁判になっているくらいだから、NHKの執念はなかなかのものだ。
  • 現在の受信料システムをそのままインターネットに当てはめると、最悪の場合は「プロバイダ利用料金・携帯電話料金に受信料を上乗せ」という形で強制徴収を仕掛ける可能性もありえる。いくらなんでもこれはひどい。ネット配信でも受信料を徴収するというならば、せめてネット利用者に「NHKを視聴するorしない」の選択権を与え、見る人だけが受信料を払うシステムにするべきだろう。
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