様々な組織や個人を応援する一つの形が「寄付」。
投稿日:2015年12月07日
最終更新日:
寄付は人を応援する一つの形だ!!
- 現代社会においては何かしらの活動を行うにはお金が必要になる。応援したい組織や個人に寄付することで、彼らは活動資金を得て、もっと活発に様々な活動を行えるようになる。
- 日本は個人による寄付文化が根付いていないが、東日本大震災の時にはかなりの寄付が集まるあたり、寄付文化が根付く下地はそれなりにありそうとも言える。やり方次第。
- 今では暗号通貨(BitcoinとかMonacoinとか)によって個人から個人への寄付もやりやすくなってきた。やり方を良くしていけば(そして人々が当事者意識を持てば)寄付文化は根付き、社会は活発に動き出す!!
寄付文化が根付いていない国ニッポン
日本は諸外国に比べて寄付文化が根付いていないとされています。岡部陽二のホームページ – Official Website by Yoji Okabeには対GDP比の寄付金額の国別データが有りますが、(1995年~2002年までの間の古いデータというのもありますが)日本は0.22%程となっており、アメリカの1.85%やカナダの1.17%、イギリスの0.84%などと比べると格段に低いです。
2011年の東日本大震災ではそれなりに寄付も大きくなり、日本人に寄付の意識がないわけではないことは判明しました。実際それを裏付けるように、日本経済新聞のとある記事にもあるように、2011年の個人寄付総額はそれ以外の年と比較すると突出して大きくなっています(2011年は総額で1兆円オーバー(その半分くらいは震災関連)、その他の年は1兆円を大きく割り込む(2012年は総額で6931億円))。単発の寄付はあっても継続はなかなか難しいということも見て取れます。
日本に寄付の文化が根付いていない原因には、当事者意識の薄さや、弱者救済や文化活動の支援は民間の領域ではない(=国や自治体任せにする)、という意識の存在、寄付金の使途がよくわからない(情報公開が不十分)、等が挙げられます。寄付文化が根付く下地はそれなりにあるはずなのに、もったいない話です。
応援の寄付は社会を変える力をも持つ。
日本人には、他人を応援することが出来るだけの力はあるはずです。東日本大震災の時には、被災地の人を応援する気持ちを込めて寄付した人も多いのではないでしょうか。そして、これから求められるのは、単発の寄付のみならず、少額でもいいので継続的な寄付、そして応援したい存在や支援すべき存在に関心を継続的に持つことだと思います。活動を継続するためには、継続的に資金が必要ですから。
そして、寄付を受けて活動する方も、何らかの形で寄付がどのような形で活動に貢献しているか、社会に貢献しているかを公開することが求められていると思います。「こういうふうに役に立っているんだなあ」ということがわかれば、「それじゃあまた寄付しよう」という気持ちにもなるというものです。役に立っていることが実感できればきっと嬉しいと思います。
人件費も事務所の家賃も、活動を継続するために必要な資金であることには変わりありません。それらが壁となって活動ができない組織もあると思います。支援者の皆様もその辺の事情を頭の片隅に入れ、支援を受ける側も、活動に必要な資金ということである程度割りきって寄付で人件費なども合わせてまかなっていることを公開してもバチは当たらないと思います。
寄付は、応援したい存在を応援する一つの方法です。寄付によって活動資金を調達した人たちが世界を変える原動力になることだってあるでしょう。例えば奨学金を寄付で運営するのもありだと思います。それによって高度な教育を受けた子供が世界を良くしてくれれば、寄付が役に立ったということです。そして、寄付のやり方にも、日本円のみならず、暗号通貨という選択肢が加えられていることも、合わせて頭の片隅にとどめていただければ嬉しく思います。暗号通貨については、当サイトの該当カテゴリでも取り扱っているので、興味があればぜひどうぞ。