Bitcoind/MonacoindをCentOS7で使用する時、Firewalldで必要なポートを開ける方法

当ブログでは以前、CentOS7でのBitcoind/Monacoindのインストール及びサーバー起動時の自動再起動設定のやり方について解説しましたが、そのときにはファイアウォールとしてiptablesを使用していることを前提に解説しました。今回はファイアウォールとしてFirewalldを使用している場合のポートの開け方について解説します。

もくじ

  • 設定ファイルの作成
  • 設定の反映(ポート開放)

設定ファイルの作成

Firewalldでは最初から主なサービス(SSHやHTTPなど)が定義されているので、定義済みのサービスについては [VIM] sudo firewall-cmd –add-service=https –zone=public –permanent sudo firewall-cmd –remove-service=https –zone=public –permanent sudo firewall-cmd –reload [/VIM] などのコマンドで簡単に設定できます。ただ、当たり前といえば当たり前なのですが、Bitcoind/Monacoindのサービスはまだ定義されていないので、定義ファイルを自作します。サービスの定義ファイルは/usr/lib/firewalld/services/にあるので、どれか適当なサービスのものをコピーして書き換えるのが手軽です。

なお、Bitcoind/Monacoindを使用する際には、デフォルトでは以下のポート番号を開けることになります。別の番号を割り当てても構いません。

  • Bitcoind
    • P2P接続(ブロックチェーンの同期に使用)…8333
    • RPC接続(外部から、あるいはPHPなどでCoindを操るときなどに使用)…8332
  • Monacoind
    • P2P接続…9401
    • RPC接続…19402

とりあえずHTTPの定義ファイルを流用してBitcoind(Monacoind)の定義ファイルを作ることにします。 [VIM] sudo cp /usr/lib/firewalld/services/http.xml /usr/lib/firewalld/services/bitcoind.xml sudo vim /usr/lib/firewalld/services/bitcoind.xml #Monacoind sudo cp /usr/lib/firewalld/services/http.xml /usr/lib/firewalld/services/monacoind.xml sudo vim /usr/lib/firewalld/services/monacoind.xml [/VIM]

こんな感じのファイルが開かれたと思います。「short」と「description」はBitcoind(Monacoind)であることが分かるように書き換え、ポート番号はCoindが使う2ポートの番号を指定します。 [VIM] WWW (HTTP) HTTP is the protocol used to serve Web pages. If you plan to make your Web server publicly available, enable this option. This option is not required for viewing pages locally or developing Web pages. [/VIM] 書き換え後はこんな感じになります。ポート番号はP2P用とRPC用の2つを指定します。書き換え終わったら保存しましょう。 [VIM] Bitcoind Bitcoind service. [/VIM]

設定の反映(ポート開放)

定義ファイルの作成が終わったら、以下のコマンドでポートを開けます。 [VIM] #Bitcoind sudo firewall-cmd –add-service=bitcoind –zone=public –permanent #Monacoind sudo firewall-cmd –add-service=monacoind –zone=public –permanent #共通(設定を再読込させる) sudo firewall-cmd –reload [/VIM]

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