内蔵HDDのパーティションテーブル破損疑惑事件の顛末
投稿日:2017年04月02日
最終更新日:
もくじ
- 事件が発生した環境
- 事件の前触れ
- パーティションテーブル破損疑惑発生
- PC再起動と読み取り専用ディスク
事件が発生した環境
事件が発生したPCのスペックは以下のとおりです。
2015年5月より使用 AeroStream RM7J-E63/E(ツクモ)をカスタマイズ
- CPU:Core-i7 4790
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 750
- メモリ:16GB
- SSD:東芝製256GB
- HDD:WD製2TB(WD20EZRX)
- OS:Windows 7 Professional
今回事件が発生したHDDはWestern Digital社製のWD20EZRXです。まさか使用開始2年弱でこのような事態になるとは…。
事件の前触れ
私が覚えている範囲では、2017年に入ってから問題のHDDのS.M.A.R.T情報を確認した時に、不良セクタの存在を認識しました。その後、度々HDDのデータの読み書きが詰まるようになり、HDDのデータを取り扱っているソフトがみんなして硬直するようなことがありました。当時は「仮想マシンや暗号通貨のウォレットのデータ記録の負荷がヤバイレベルになっているのかな」くらいに思っていました。しかし、2017年3月某日に事件は起きたのです。。。
パーティションテーブル破損疑惑発生
その日もHDDのデータの読み書きが詰まり、私は強引にPCの再起動を試みました。しかし、再起動には異常なまでに時間がかかり、ようやく再起動したかと思えば「Dドライブ(HDD)がありません」的なメッセージが表示されました。
スタートメニュー→「コンピューター」を右クリック→「管理」→「ディスクの管理」にアクセスしたら、上画像のようなダイアログが表示されました。私はしばらく考えて「キャンセル」を押しました。
当時の画像は失念しましたが、問題のHDDは「初帰化されていません」と表示され、本来あったはずのパーティションは影も形もなくなっていました。そんなわけで私は「パーティションテーブルが破損したのか?」と考え、2~3日くらいtestdiskなどを使ってパーティション情報の捜索を行いましたが、何の成果も得られませんでした。
PC再起動と読み取り専用ディスク
観念してPCを再起動したら、あまりにもあっさりパーティションが蘇生しました。
HDD全体が読み取り専用になっていたものの、データの読み取りはできる状態になりました。その後、HDDを一旦オフラインにしてからオンラインに切り替えたところで読み取り専用も解除され、データの書き込みもできるようになりました。
まさか使用開始から2年弱でHDDに大規模なトラブルが発生するとは夢にも思いませんでしたが、データが無事だったのでホッとしました。一連のトラブルでブログ記事の管理にも支障が出たため、3月末はブログの更新が滞り、新しい記事も書けない状態になりました。4月には応用情報技術者試験もあるというのに、ユーザーの意向を忖度してくれないHDDです。