日本の携帯大手3社のやり方は、もう限界が見えてると思う。格安業者が参入しやすい環境を。
投稿日:2015年10月06日
最終更新日:
現在の問題点と私が描く今後の展望を整理
- 継続型2年縛りでユーザーが他社に逃げられないように拘束。端末の周波数帯まで縛るのはありえないと思う。
- 契約をパッケージにして高機能・高価格なのは構わない。でも格安業者と戦いたいならもっと自由にプランを組めないと限界があると思う。
- いっその事大手キャリアは携帯回線業者専業になるのもありだと思う(光回線でいう回線業者サイド)。ユーザーへのサービス提供(光回線でいうISPサイド)は格安業者と現大手キャリアの子会社で競わせてもいいんじゃないかと(格安業者と子会社の競争条件は平等にする必要があるが)。
継続型2年縛りはもう滅ぶ時が来ている。
悪名高き2年縛り。違約金で散々ユーザーを縛っておきながら、違約金なしの月はたった1ヶ月。そして自動的に次の2年縛りに突入。むちゃくちゃです。露骨な囲い込みですね。高い料金プランで2年間拘束しまくって、脱出を図るユーザーに追い討ちをかけるのが端末の周波数帯縛り。格安業者に離脱するときにSIMフリーの端末を新規購入する必要が出てくる(場合もある)わけです。これだけ囲い込んでおけば、大手3社はさぞかし儲かっているんでしょう。それこそ小中学生が経営したってきっと黒字にできるはずです。絶対赤字にならないビジネスモデルの完成ですね。
現在は、賢明で情報に明るい一部のユーザーが、2年縛りや端末の周波数縛りを越えて格安業者に移行しています。格安業者にもいろいろありますが、大手3社を高福祉・高負担…もとい高機能・高負担とするなら、格安業者は低機能・低負担になります(といっても普段使いには困らない機能がちゃんと揃っているのでご安心ください。メールはGmailとかで十分です。電話番号はMNPできます(新規取得もOK)し、テザリングもできます)。もちろん業者によって違うので、契約前にキチンと調べましょう。私はU-mobileを使っています。
業者ははもっとプランに自由を!
大手3社は、見る限りどこもプランが綺麗に横並びです。(悪い意味で)感動するくらい横並びです。カルテルでもしているのでしょうか。
カルテルの有無はともかく、プランを自由に組み立てられるか。これはかなり重要だと思います。例えば、ユーザーを4つに分けると、
- 電話も通信もたくさん使う。(ハイパーヘビーユーザー)
- 電話はたくさん使うけど、通信はあまり使わない。(電話無制限プランが必要)
- 電話はあまり使わないけど、通信はたくさん使う。(モバイル通信無制限プランが必要)
- 電話も通信もあまり使わない。(スーパーライトユーザー)
僕が考えた最強の組み立てプラン
通話の部
- 24時間365日いつでも無制限(完全定額プラン)
- X時間/月まで定額(2段階定額プラン/超過分従量課金プラン)
- 30秒で20円(完全従量課金プラン)
- 通話なし(SMSだけ使える/電話番号なし)
データ通信の部
- 1GB
- 3GB
- 5GB
- 7GB
- 10GB
- 無制限
オプション
- キャリアメール(任意)
- 電話サポート(任意)
- 他色々(全部任意で)
業界再編は近いかもしれない。回線提供(回線業者)とサービス提供(ISP)の分離を。
これからは格安SIMの時代が来ると思います。そうなってくると、大手3社もなにもしないわけには行かなくなります。今後は…
- 現在の大手3社は回線設備の提供に特化する。ユーザーへのサービス提供は格安業者と現在の大手3社の子会社あたりにやらせる。
- ↑は固定回線の回線業者とプロパイダ(ISP)の関係を当てはめればわかりやすいかもしれない。
- 回線設備の提供は公平に。サービス提供サイドは料金プランやサポートなどで競争。
- 2年縛り、周波数縛りは全廃・禁止の方向で。端末オールSIMフリー化。