日本の学校も、いい加減校則を全文公開すべきなのではないか?
投稿日:2016年01月18日
最終更新日:
入学(を決める)前に校則を知る権利があるはずだ!!
- 日本の学校では、校則を外部に全文公開しているところがどれだけあるというのか。そうそう見当たらない。
- 学校においては、生徒は校則に従うことになる。ならばその校則を、生徒が入学を決める前に知る方法が必要なのではないか?
- 日本の学校は情報公開を極端に嫌っているフシがあるが、校則は全文公開されるべき。ルールを知る機会がないまま入学を決めなければならないのはかなり酷だ。
いじめ(という名の犯罪)然り、校則然り。日本の学校は情報を隠し過ぎではないか?
日本の学校はどういうわけか、外部への情報公開・外部からの必要な介入を嫌います。いじめという名の犯罪があれば警察の取り調べが必要だと思います。学校外だったら確実にお巡りさんのお世話になるような案件でさえ、そんな事件があったことを知られたくないのかは知るよしもありませんがなんとかして学校内だけで片付けようとし、いじめ犯罪で死者が出てようやく「異例の」警察の取り調べがあったりなかったりするとかもう無茶苦茶です。これを治外法権と呼ばずしてなんと呼ぶ!!
いじめ事件の取り扱いについてはこれくらいにして、校則について触れていきます。学校において、生徒を支配する第二の法律とも言えるのが「校則」です。例えば高校ではバイト禁止だとか免許の取得禁止だとか、それを禁止して何したいのって言いたくなる校則は多々ありますが、問題なのは「校則が外部に対して全文公開されていないこと」です。
日本国の法律は、法令データ提供システム|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブを利用すれば誰もが閲覧可能です。日本語を読むことができれば外国人でもおそらく閲覧可能です。こちらは外部の人も含めて誰もが自由に閲覧・確認できる体制が整っているといえるでしょう。しかし学校の校則はそうなっていないことが多々あります。
例えばどこかの学校のサイトを見たとしましょう。果たしてそこに校則についての記述が存在するでしょうか?存在しないところが多いと思います。あったとしても、せいぜい服装がどうとか緊急時の対応がどうとか、ほんの一部分だけを抜粋しての掲載というオチだと思います。これでは入学前にルールを確認し、自分が通って大丈夫かどうかを確かめることさえできません。入学後にはじめて校則を知り、それから校則に合わせなければならない…というひどい有様です。
学校ももっと情報公開を!!
校則を知らずに新しい学校に飛び込むのは、かなり怖いものです。入ってから校則(拘束)がきついとわかっても、もう手遅れとなってしまいます。情報が公開されていないのでは、結局校則のあたりは信憑性がそこまで高くない情報、過去の情報を元に判断するしかなく、非常に難しい決断を迫られます。しかし、校則が全文公開されていれば、事前に情報を知ることができるので、新しい環境にも飛び込みやすくなります。
情報公開ではプライバシーの保護が課題となりますが、校則のどこにプライバシーがあるというのでしょうか。むしろルールは積極的に公開すべきものです。間違っても隠し立てするものではありません。物事の選択は、きちんと情報を知り、その上で納得して行うものです。しかし情報を隠蔽されては、選択も何もあったもんじゃありません。学校は校則を外部に向けて全文公開すべきだと考えます。